維新ノ一滴(いしんのいってき)Blog#393

芋焼酎:維新ノ一滴の画像
芋焼酎:維新ノ一滴

焼酎名:維新ノ一滴(いしんのいってき)

 度数:27度

原材料:紅はるか(鹿児島県産)、米麹(国産米)

  麹:黄麹

 蒸留:常圧

製造元:国分酒造株式会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「維新ノ一滴」は鹿児島県霧島市の芋焼酎。

鹿児島県産の紅はるかを原料に黄麹で醸されている。

焼酎についての説明がラベルに書かれているので、以下に転載。

 

(ラベルの説明を転載)

生甘薯百貫を蒸煮して臼にて砕き、水を五斗加へて二日乃至五日間放置し、手製の黄麹を七升余り添加して、撹拌して仕込みを了する

簡単なる方法にて醪を作り、この醪の熟成するのを見計らって「ツブロ」式蒸留器にて蒸溜せしものなり。

浦島正平衛著「薩摩焼酎の回顧」

鹿児島県酒造組合連合会(昭和十五年刊)

幕末の頃、薩摩の芋焼酎は各家庭で造られていた。

味噌・醤油と同じ、黄麹で仕込んだもろみを、「ツブロ釜」で蒸留。

維新の志士「精忠組」の面々が酌み交わした芋焼酎の原型を、今ここに再現した。

 

このように書かれている。

この焼酎は明治維新の頃の造り方を再現した興味深い焼酎となっている。

ではでは、さっそく開栓!

      

 

 

■香り■

華やかでちょっぴり甘酸っぱい香り。

 

■生

口当たりが良く、甘みと旨みがしっかりした味。

後味にやや辛さと渋みがある。

 

■ロック

甘みが増して、程よく旨みも感じられるコクのある味。

後味にやや渋みと苦味があるが良いアクセントになっている。

 

■水割り

甘みと旨みのバランスが取れた味。

後味にやや渋みと苦味がある。

 

■お湯割り

優しい甘みと渋みが強調された味。

後味は比較的サッパリとしている。

 

 

◆【感想】◆

ちょっぴり個性のある香りと華やかな甘みが特徴的な焼酎だった。

飲み方次第で少し違った味わいがあって面白い。

ワシとしてはロックが特に美味しかった。

ロックは甘みが一段と増して、程よい旨みが感じられる味わいが楽しめた。

購入時に酒屋さんから聞いていた「強烈なクセがある焼酎」とは何だったのだろう?

事前情報とは違って、結構整った味わいに感じた。

きっと国分酒造さんのことだから、造る度に改良を重ねてきたのかもしれないな。

 

これまた、結構マニアックな焼酎だったな。

取扱っている酒屋も少ないので、ほとんど見かけないレア焼酎。

ちなみに「維新ノ一滴」の購入価格は四号瓶で3743円(税込)。

手間暇かけた少量生産品とはいえ、定価でこの価格。

購入するのにちょっぴり勇気が要ったな!

まだ、この焼酎を飲んだことがない焼酎好きの方への贈り物としては、結構喜ばれるのではないかな! 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

    生:

  ロック:

  水割り:

 お湯割

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★☆

 レア度:★★★★☆

  芋度:★★★

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)

 

 

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コメント: 4
  • #1

    鉄肝会東京支部 (水曜日, 17 4月 2024 11:26)

    フラミンゴとかブレイク中の国分さんですが・・・
    国分さんの焼酎って何を飲んでも共通の癖があるように思います
    上手く表現は出来ませんが・・・

  • #2

    会長 (水曜日, 17 4月 2024 17:27)

    鉄肝会東京支部 様

    コメントありがとうございます。
    一天四海とか、いも麹芋とか他の銘柄も独特の蔵癖がありますよね。
    酸味のようなエグミのような…。
    仰っている意味分かります。
    好みが分かれるところでしょうねf(^_^;

  • #3

    くるまくるま (木曜日, 25 4月 2024 22:29)

    いつも★数を参考に焼酎購入しております。
    が、毎回開くとどこに前に見た酒があったか、ページめくりが大変でして、
    たとえば
    これインデックスのページに評価の★数を入れていただくこと出来ないでしょうか?
    その方が見やすいように思うのですが

  • #4

    会長 (金曜日, 26 4月 2024 09:29)

    くるまくるま 様

    貴重なご意見ありがとうございます!
    できるだけご要望にお応えできるよう検討いたします。
    スペースやレイアウトの関係で難しい場合もありますので、その際はご容赦くださいm(_ _)m