ぬ魔(ぬま)Blog#355

芋焼酎:ぬ魔の画像
芋焼酎:ぬ魔

焼酎名:ぬ魔(ぬま)

 度数:30度

原材料:黄金千貫(国内産)・米麹

  麹:白麹

 蒸留:常圧

製造元:古澤醸造合名会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「ぬ魔」は宮崎県日南市の芋焼酎。

全国の地酒酒販店で構成された「脱藩黒蝶統(略して、黒あげはの会)」の会のPB商品。

黄金千貫を原料に白麹で醸されている。

独自の製法で造られた無加水の低アルコール度数原酒。

焼酎についての説明が裏ラベルに書かれているので、以下に転載。

 

(裏ラベルの説明を転載)

黒蝶統指定蔵元

「古澤醸造×事務局」

【原酒の概念を覆しその先へ!!】

当蔵は古来より受け継がれた製法、蔵付き酵母などを継承し自然と折り合いをつける芋焼酎を守りつつも、新たな領域を探求し続ける姿勢を併せ持つ焼酎造りを求道する蔵であります。

此度は、その未知の領域となる焼酎をイメージし謹製させていただきました。

それは原酒の味わいを加水無しでストレートに飲み易く召し上がっていただく様、通常とは大きく異なる製法にてイメージから再現させた新しい領域の焼酎です。

味わいは主原料であるさつまいもの風味と旨みを十二分に引き出しており、濃密なお味をご堪能いただけることと存じます。

是非、ご賞味ください。

 

このように書かれている。

通常とは異なる製法で造られている点に興味津々。

一体どんな味なのだろう?

ではでは、さっそく開栓。

 

 

 

■香り

芳醇でほんのり甘酸っぱく奥行きのある香り。

 

■生

しっかりとした甘みとコクが広がる味。

後味にはやや辛さがある。

 

ロック

上品な甘みとじんわりと染みわたるコクのある味。

氷が溶けるたびに変化する複雑な味わい。

  

水割り

優しい甘みと穏やかなコクがある味。

僅かに酸味も感じられる味わい。

 

お湯割り

上品で蜜のような独特の甘みとコクのある味。

穏やかな酸味が味わいを引き立てている。

 

 

 

◆【感想】◆ 

豊潤で上品さのある味わいの焼酎だった。

「低アルコール度数原酒」ということで、アルコール度数は30度と原酒としては確かに低度数。

だが、度数の割にはアルコールの刺激はあまり感じられず、低度数原酒に凝縮された複雑な旨味があった。

独特の甘みや酸味があり存在感のある味わい。

ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。

ロックは上品な甘みとじんわりと染み渡るコクのある味わいで氷が溶ける度に味の変化が楽しめた。

お湯割りは上品で蜜のような独特の甘みとコクのある味わいが楽しめた。

バランスの取れた味わいなので、どの飲み方をしてもそれぞれ違った美味しさが楽しめる焼酎だったな。

無加水の低アルコール度数で造るのは相当な労力を要するだろうから生産本数は限られているんだろうなぁ。

利益率も高くなさそうなので、蔵元の研究やPRを兼ねて造られた商品なのかも知れない。

「脱藩黒蝶統の会」らしい革新的な仕上がりでとても楽しめた。

 

それにしても焼酎名やラベルデザインにインパクトがある焼酎だな。

きっと、蔵元の熱い想いなどが詰め込まれているのであろう。

しかし、「ぬ魔」という焼酎名が斬新すぎて、どういう意味なのか分からない。

恐らくこれは、蔵元が飲み手に対して投げ掛けた「謎解き」なのではないかと思う。

なので、今宵は焼酎名「ぬ魔」に込められた意味について考察し、謎を解き明かしていきたいと思う。 

では、さっそく謎解きを始めていきましょう。

 

まず、この手の謎解きには、たいていラベル等にヒントが隠されているもの。

そこで、ラベルを改めて確認してみると裏ラベルに英語と日本語で「undiluted ぬ魔」と不自然に書かれていることに気が付いた。

恐らく、これには深い意味が込められていて、謎解きのうえでの重要な鍵になるのではないかと考えられる。

その英語の部分「Undiluted」を和訳すると「そのまま」という意味になる。

つまり、これは無加水の低アルコール度数原酒を表していることで間違いないだろう。

 

次に、焼酎名である「ぬ魔」の「ぬ」について考察してみよう。

これは恐らく、蔵元に沖縄出身のアコースティックバンドBEGINの大ファンの方がいるのではないかと推理した。

理由は、大好きなBEGINの名曲「島人ぬ宝」のように、何となく「ぬ」を入れてみたかったのではないかと考えられるからだ。

なので、「ぬ」自体には深い意味は無いと思われる。

だが、この「ぬ」をBEGINの「島人ぬ宝」基準で考えれば、沖縄地方の古い方言で「の」に該当するものと考えられる。

したがって、「ぬ」を「の」に置き換えても差し支えないだろう。

 

最後に、一番解読困難だと思われるのが「ぬ魔」の「魔」の部分。

これは恐らく、「魔境」や「魔術」のように、本来は「魔」といった熟語になっていた可能性が高い。

それを一文字欠落させることで、解読困難にしたものだと考えられる。

なので、「魔」の「」に入る文字は、解読で迷わないように「羅針盤」の「羅」を当てはめるのが妥当であると考えられる。

以上、これで謎解きは無事完了した。

ここまで解読した言葉を並べていくとこうなる。

 

 

『そのままの魔羅』

 

 

どうやら、「ぬ魔」とは「フルチン」のことだったようだ。

なるほど、これは古澤醸造の珍しい焼酎…。

略して、「フルチン(古珍)」ということなんだろうな。

なんて回りくどいんだ…。

これはあくまでワシ個人の解釈ではあるが、想定外のアダルトな内容が含まれており、思わず赤面してしまった。

これだと確かにストレートに表現できない内容なので、謎解きにして各々に解釈させることが正しいと思う。

焼酎名に込められたは意味は刺激が強くて内心驚いたが、味わい自体は非常に美味しくて大変満足した。

(※上記はあくまで個人の解釈ですので、広い心でご覧頂ければ幸いです。)

 

 

 ※この焼酎はコメント常連の枦木園様からの戴き物。

貴重なアダルトグッズをありがとうございましたm(_ _)m 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

   生:

 ロック:

 水割り: 

お湯割          

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★★☆

 レア度:★★★★★

  芋度:★★★

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長、副会長)

 

 

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コメント: 4
  • #1

    枦木園 (月曜日, 26 6月 2023 21:38)

    なんか勝手にエッチなアイテムになってしまってる…!
    古澤醸造さんに伺って今年のぬ魔の販売は、と聞いてみましたが
    限定製造でもう売ってないとのことで非常に残念です!
    造りが面倒なのよねとも言っていたので、やっぱり全然儲からない商品なんでしょうね。
    まろやかで旨みが詰まった味でかなり好きなんですけどねー。

  • #2

    会長 (月曜日, 26 6月 2023 21:59)

    枦木園 様

    これはこれは贈り主であり、焼酎マスターの枦木園様ではないですか!
    このたびは、20歳未満には禁じられたアダルトグッズを頂きありがとうございました。
    大変美味しく飲ませていただきました。
    やはり、手間がかかる割には儲からないんですね…。
    また機会があれば是非飲みたいです!

  • #3

    島田だまし (火曜日, 27 6月 2023 13:13)

    どんな謎解きをするのかとドキドキしながら読んでいました。
    真面目に謎解きをするのかと見せかけて、やっぱりいつもの下ネタ展開(笑)
    でも、いつも最後は何かいい感じにまとめるのが会長さんの謎テクニックですね。
    また楽しませてください。

  • #4

    会長 (火曜日, 27 6月 2023 14:54)

    島田だまし 様

    コメントありがとうございます。
    お褒めいただき恐縮です。
    これからも美味しい焼酎を楽しくご紹介していきたいと思います。
    どうぞ、よろしくお願いいたします(*^^*)