焼酎名:池の露キリシマムツキ(いけのつゆきりしまむつき)
度数:25度
原材料:キリシマムツキ(宮崎県産)・米麹(国産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造所:合名会社天草酒造
◆【 焼酎について 】◆
「池の露キリシマムツキ」は熊本県天草市の芋焼酎。
創業1899年(明治32年)の合名会社天草酒造で造られている。
芋の品種による味の違いを楽しめるよう造られている「芋の品種別シリーズ」の1つ。
この焼酎に使われている原料芋は「キリシマムツ」で同シリーズには共通して白麹で仕込まれている。
「キリシマムツキ」を栽培・生産しているの令和5年4月時点では宮崎県の農家さん一軒のみとのこと。
期間数量限定で特約店のみで販売されている。
焼酎についての説明が裏ラベルに少しだけ書かれているので、以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
芋焼酎は、原料による味わいの違いが顕著に表れます。
私共の蔵では、芋の特徴を最大限表現できるよう取り組んでおります。
芋が持つ個性を楽しんで頂ければ幸いです。
このように書かれている。
楽しみが後に続くシリーズ物にまた手を出してしまいましたよ。
では、さっそく開栓。
■香り■
柑橘を思わせる甘く優しい香り。
■生■
甘みと旨みのバランスが取れた上品な味。
■ロック■
上品で甘みが強くコクのある味。
後味は比較的スッキリとしている。
■水割り■
ほんのり甘くスッキリとした爽やかな味。
■お湯割り■
ほんのり甘みを感じた後に苦みを強く感じる味。
◆【 感想 】◆
上品で甘みの強い味わいの焼酎だった。
ちょっぴりフルーティで後味は比較的スッキリ系。
ワシとしてはロックが特に美味しかった。
ロックは甘みが増してコクも感じられる上品な味わいが楽しめた。
飲んだ後に舌に残る粉っぽいような独特の後味がある。
もしかして、これは原料芋の「キリシマムツキ」の特徴なのかな??
この上品で甘みのある味は万人ウケするタイプではないか思う。
芋臭さもあまりないので、幅広い料理にも合いそう。
それに女性にもオススメできるようなスタイリッシュな味。
飲みやすいのでグイグイと飲めてしまう罪な奴。
恋する夏は去く太陽は罪な奴。
思わずサザンオールスターズの懐メロが出てしまった。
そういえば、他の酒造会社の商品で「真夏の果実」という芋焼酎があったのを思い出した。
最近は全く見かけなくなったのだが、生産が終わったのだろうか?
内容量が少なめでエモい感じラベルだったかな。
どなたか詳細をご存知ないですか?
【オススメの飲み方 】
生:○
ロック:◎
水割り:○
お湯割り:○
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★
レア度:★★★★
芋度:★★☆
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
コメントをお書きください
タキ (水曜日, 24 5月 2023 23:37)
「真夏の果実」は以前、黄金酒造が造っていた焼酎ですね。
たしか今は造られていないと思います。
製造元だった黄金酒造は10年ほど前に経営難に陥り、現在はアットスター株式会社黄金酒蔵として復活しているようです。
会長 (木曜日, 25 5月 2023 06:08)
タキ 様
コメントありがとうございます。
見かけないと思ったら、そんな事情があったんですね。
焼酎ブームが去った後は、経営が難しくなった酒造会社さんが多かったみたいですね。
またブームが到来して業界が活性化することを願います!