華奴蒸留直詰(はなやっこじょうりゅうちょくづめ)Blog#310

芋焼酎:華奴蒸留直詰の画像
芋焼酎:華奴蒸留直詰

焼酎名:華奴蒸留直詰(はなやっこじょうりゅうちょくづめ)

 度数:25度

原材料:黄金千貫(鹿児島県大隅産)・米麹(国産米)

  麹:白麹

 蒸留:常圧

製造元:太久保酒造株式会社

 

 

◆【 焼酎について 】◆

「華奴蒸留直詰」は鹿児島県志布志市の芋焼酎。

明治43年(1910年)創業の太久保酒造で造られている。

原料には大隅産の黄金千貫を使用し、白麹で醸した甕仕込み焼酎。

割り水には島津の殿様に汲んで差し上げたと伝えられる湧水「御前の水」が使用されている。

ラベル等に焼酎についての説明書きはないが、瓶の首掛けに説明が書かれていたので、以下に転載。

 

(首掛けの説明を転載)

焼酎製造時期の造りに携わる者のみが味を確かめる事ができる出来たて芋焼酎をお楽しみ頂く為に蒸留後即瓶詰しました。

栓を開封すると蔵の香りが空間に広がります。

※出来たてのフレッシュな味わいを楽しんで頂く為、3ケ月以内にご賞味いただけると幸いです。

それ以降は味が変化し、また違う味わいになる可能性があります。

(※飲めなくなることはありません。)

 

このように書かれている。

出来るだけフレッシュなうちに飲んで欲しいという蔵元からの親切なアドバイスが素敵だな。

それに「芋焼酎初心者お断り」とも書かれていた。

なるほど、何となく想像してしまうぞ。

ではでは、さっそく開栓してみましょう。

 

 

■香り■

ややガス臭があるが、ほんのり甘いフレッシュな香り。

新焼酎にしては香りは比較的穏やか。

 

■生■

甘みと旨味を感じた後に刺激的な辛みを感じる。

開栓後しばらく置いておくとアルコールの刺激は落ち着く。

 

ロック

生と比べて甘みと旨味が協調された味。

後味に少しクセのある苦みがある。 

 

水割り

優しい甘みが際立つ華やかな味。

適度に芋のコクを残し、後味は比較的サッパリしている。 

 

お湯割り

適度な甘みと旨味のバランスが取れた味。

ホッコリするような味だが、余韻は短くス~ッと消えていく。

 

 

◆【 感想 】◆

フレッシュさを詰め込んだ華やかな味の焼酎だった。

始めはしっかりとした味わいを感じさせながらも、余韻は短くスーッと消えていく。

ワシとしては水割りとお湯割りが特に美味しかった。

水割りは優しい甘みが際立つ華やかな味で飲みやすい。

お湯割りは適度な甘みと旨みのバランスが取れていて美味しい。

濃厚過ぎず、新焼酎としてはミディアムボディな味わいだと思う。

レギュラー品の「華奴」自体が優しい味わいなので、新焼酎がこのような味なのは合点がいく。

新焼酎なのでもう少し力強い味わいかと思っていたが、やっぱり「華奴」だな。

女性にも華やかな印象を持ってもらえるような優しさを感じるな。

 

さてさて、この透明な瓶とラベルの雰囲気についてだが、ワシは何だか好きだ。

まるで昔流行った『ビックリマンシール』初期の「お守り」のような印象を受けている。

古すぎて分かる人は少ないかな?

透明のシールが水色の下地に貼られているアレです。

あの頃のビックリマンは100円で3個も買えて、お釣りが10円も戻ってきていた。

今では100円では買えなくなっている。

何ということだ…。

平均年収は上がっていないのに、この物価上昇は実はかなりヤバいのではないだろうか?

気付かぬうちにジワジワと貧しい国になってしまっているではないか…。

何とかしたいけど、何にもできないこんな世の中じゃポイズン。

俺は俺をだますことなく生きてゆく。 

真っ直ぐ向き合う現実に誇りを持つために戦うことも必要なのさ。 

 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

   生: 

 ロック:

 水割り:

お湯割り:

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★☆

 レア度:★★★★

  芋度:★★★☆

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)

 

                            

 

 

 

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コメント: 6
  • #1

    枦木園 (木曜日, 22 12月 2022 23:23)

    某病気のせいでサツマイモ不足になり、まさかの黒霧島が紙パックを休売するらしいですよ。
    焼酎は今年10月に一斉に値上げがありましたが、この感じだと来年も値上げかもしれませんね。
    来年頭に食料全般に紙類と、色んなものが大幅値上げですがおちんぎんは上向きにならないようです。

  • #2

    会長 (金曜日, 23 12月 2022 08:52)

    >枦木園 様

    コメントありがとうございます。
    例のお芋さんの病気は長引いてますね。
    黒霧島とかの販売休止のニュースは驚きましたね。
    芋焼酎製造会社は大変そうですよね…。
    飲んで応援するしかないです。
    それにしても、おちんぎんは上向きにならないのに、おちん◯んだけ上向きになるのは残念ですね。

  • #3

    太久保酒造(高橋) (金曜日, 23 12月 2022 11:13)

    いつも楽しく拝見しております。
    太久保酒造の高橋と申します。

    お下トーク全開を期待しておりましたが、いまいちふるわなかったようですね。
    固奴(ギンギン)になれるような酒質ではなかったと受け止め、精進したいと存じます!

    ※蒸留直詰で「じょうりゅうちょくづめ」と読みますが、修正等は全く不要でございます!わかりづらい読み方で大変申し訳ございません…

  • #4

    会長 (金曜日, 23 12月 2022 21:18)

    >太久保酒造(高橋) 様

    コメントありがとうございます。
    酒造会社の方からコメント頂くとは大変恐縮です!
    焼酎名の表記ミスのご指摘ありがとうございます。
    ついでに★評価も通常版の華奴のものが謝って掲載されてしまってました。
    大変失礼いたしました。
    訂正してお詫び申し上げますm(_ _)m

    今回は寒さのせいか固奴(ギンギン)にはなれませんでした。
    すみません⤵️
    そのうち太久保酒造さんの別の焼酎でプチボケをかましてみたいと思います。
    これからも美味しい焼酎を期待しています!

  • #5

    枦木園 (日曜日, 25 12月 2022 15:54)

    お下品なブログでも酒造の方は見てるんですよ…(ストレート)
    蒸留直詰といえば侍士の門や杜の妖精にもありましたね。
    ちょくづめ華奴飲んでみましたが優しい感じですね、バランスが良いと思いました。
    どっしりした杜の妖精の方が無濾過新焼酎らしいフーゼル油香もあり好みでした。
    侍士の門は昨年、生いもバージョンを飲みましたが
    冷熟芋バージョンもあり、そちらは買えなかったです。
    案外冷熟芋の方が甘さがありそうな気もしますが…。
    会長さんの比較に期待しています(笑)

  • #6

    会長 (日曜日, 25 12月 2022 19:11)

    >枦木園 様

    コメントありがとうございます。
    仰るように酒造の方もご覧になられているようですので、襟を正してこれまで通りの感じでブログを書こうと思います(^-^)v

    焼酎情報ありがとうございます。
    侍士の門の生いもバージョンと冷熟芋バージョンどちらも飲んだことがないのでいつか飲んでみたいと思います!