千鶴(ちづる)Blog#307

芋焼酎:千鶴の画像
芋焼酎:千鶴

焼酎名:千鶴(ちづる)

 度数:25度

原材料:黄金千貫(鹿児島県産)・米麹(タイ産米)

  麹:黒麹、白麹

 蒸留:常圧

製造元:神酒造株式会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「千鶴」は鹿児島県出水市の芋焼酎。

創業明治5年(1872年)の神酒造の代表銘柄。

鹿児島県産の黄金千貫を原料に白麹と黒麹の原酒をブレンドして造られた甕仕込み焼酎。

創業からしばらくの間、この焼酎は「神焼酎」という名で販売されていた。

その後、昭和33年(1958年)に「千鶴」に改名され現在に至っている。 

ラベル等に焼酎についての説明書きはないので、さっそく開栓して飲んでみよう。 

 

 

■香り

程よく甘い芋の香り。 

 

さらっとした口当たりで、じんわりと芋のコクが広がる。

 

ロック

甘みと芋のコクがハッキリとした輪郭のある味わい。 

 

■水割り

スッキリとした味わいながらも芋の風味を適度に残した味わい。

後味にはやや渋みが残る。 

 

■お湯割り

ふっくらと優しい芋の風味が引き立った味。

後味はやや辛みがあり、味わいが引き締まっている。

 

 

 

◆【感想】◆

昔ながらの味わいの素朴で落ち着きのある焼酎だった。

主張し過ぎない適度な甘みとコクのある味わい。

全体的にバランスの取れた味なので、どの飲み方でも美味しい。

ワシとしてはロックとお湯割りが美味しかった。

ロックは芋のコクが強調されて飲み応えのある味わい。

お湯割りはふっくらとした芋の風味が美味しい。

それぞれ違った美味しさがあって楽しめる。

価格は五号瓶で約950円とお手頃で日々の晩酌に適した1本だな。

 

蔵がある出水市は鶴の渡来地として知られ、それにちなみ商品名を「神焼酎」から「千鶴」に改名したそうだ。

出水市内にある蔵元が製造している銘柄には、「鶴」が付くものが他にも多くある。

「鶴」は縁起も良いし、出水市のPRにもなると思う。

だが、単純に縁起の良さだけで考えれば、元の焼酎名「神焼酎」のほが遥かに上だと思う。

「鶴」と「神」では断然「神」のほうが格上だと思う。

ちなみに「神」というのは、神酒造㈱さんの創業一族が「神(かみ)」という苗字だからだそうだ。

神々しい御名前で羨ましいな。

お会いする機会があれば、「神様」と呼ばせていただくことにしよう!

そんな神酒造の「神様」が焼酎を造り、瓶に封じ込めた焼酎を味わえて光栄だな。

何だか縁起の良い酒を飲んだ気分になる。

でも、「神様」と「瓶」と聞くと漫画ドラゴンボールの技「魔封波」を思い浮かべてしまう。

天下一武道会では、神様は魔封波を放ったものの、跳ね返されて自分が瓶に封じ込められてしまった。

あれだけイキって「魔封波だっ!!」とか言っていたのに…ウケる。

封じ込められている間、瓶の中で神様は何をしていたのだろう?

ビビってトイレを我慢できずにオシッコしちゃったりしたのかな??

漫画の話だけど、想像したらウケる。( *´艸`)

 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

    生:

  ロック:

  水割り:

 お湯割り:

     

 

【総合評価】星5段階評価

   評価:★★★☆

  レア度:★★★

   芋度:★★★

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)

 

 

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コメント: 2
  • #1

    枦木園 (月曜日, 19 12月 2022 23:54)

    千鶴は甘くて甕っぽい香りの良い焼酎で好きです。
    安いし鹿児島のコンビニとか色々なところで売ってますね。
    他の銘柄に比べても安いので(地焼酎として良いことではあるんですが)
    昔ながらの造りだろうに心配になるレベルです。

  • #2

    会長 (火曜日, 20 12月 2022 12:54)

    >枦木園 様

    コメントありがとうございます。
    千鶴は安くて美味しいのがいいですね。
    鹿児島ではコンビニとかでも売られているんですね!
    福岡ではそんなに広くは売られていないんでよ。
    鹿児島や宮崎はこちらで買えない美味しい焼酎が身近にあるようで羨ましい限りです(;´д`)