焼酎名:池の露SLOWLY紅はるか(いけのつゆすろーりーべにはるか)
度数:30度
原材料:紅はるか(鹿児島県産)・米麹(国産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造所:合名会社天草酒造
◆【 焼酎について 】◆
「池の露SLOWLY紅はるか」は熊本県天草市の芋焼酎。
創業1899年(明治32年)の合名会社天草酒造で造られている。
蔵の代表銘柄「池の露」シリーズの1つで特約店でのみ限定販売されている。
以前は「池の露チンタラ」という商品名で、様々な芋の品種でごく少量製造されていた。
2022年秋の出荷から「池の露SLOWLY」という商品名に変更されている。
2022年の出荷は、この「紅はるか」と「黄金千貫」を原料に使用した2種類。
焼酎についての説明が裏ラベルに書かれているので、以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
『池の露SLOWLY』
昔懐かしの製法でつくった焼酎を、芋の品種ごとに展開します。
木製甑で米を蒸し箱でつくった麹を和甕に仕込み醪を造ります。
蒸留も原料の特長を生かすようにゆっくりと時間を掛けて行います。
工程の大半が手造りの為多くの量は造れませんが雑味の多さと芋本来のふくよかさが絶妙の調和を醸し出す昔ながらの芋焼酎を御賞味下さい。
◎芋:紅はるか
◎白麹仕込み
◎平成27年製造
◎甕貯蔵
このように書かれている。
こだわり抜いて造られているのがしっかりと伝わってくる。
数量限定なのでシリアルナンバーも入っていて、何だか特別感があって少し嬉しい。
ではでは、さっそく開栓してみよう。
■香り■
穏やかで落ち着きのある甘く上品な香り。
■生■
トロリとした口当たりで、甘みが強く奥深い味。
旨味もしっかりとあり、余韻まで滑らかさがある。
■ロック■
まろやかで上品な甘みのある奥深い味。
アルコール度数の高さを感じさせない飲みやすさ。
■水割り■
優しい甘みとコクがある穏やかな味。
終始滑らかで非常に飲みやすい。
■お湯割り■
まろやかで甘みとコクのある芳醇な味。
じんわりと芋の風味が口の中に広がる。
◆【 感想 】◆
口当たりが良く、上品な甘みが特徴的な焼酎だった。
芋焼酎特有のクセがあまりないので幅広い層に好まれそうな味わい。
ワシとしては生とロックが特に美味しかった。
生はトロリとした口当たりで甘みが強く奥深い味わいだった。
ロックはまろやかで締まりのある甘さが特徴の上品な味だった。
アルコール度数は30度と少し高めの設定だが、アルコール感を感じさせない。
全体的にエレガントな仕上がりでとても美味しい。
平成27年製造と書かれているので、7年も寝かされていたことになる。
ゆっくりと蒸留され、ゆっくりと甕で寝かせた、まるで箱入り娘のような焼酎。
最近疲れているワシにピッタリの癒し系の味わいだった。
機会があれば、また購入したいな。
それにしても、「紅はるか」という芋の名前について思うことがある。
それはセクシー女優の名前っぽく聞こてしまうこと。
一度そう思ってしまうと、そうとしか思えない。
『チンタラ 紅はるか』
焼酎の名前なのに一気にDVDのタイトルっぽく見えてしまう。
まったく、けしからん!
オゲレツ大百科だ!
【オススメの飲み方 】
生:◎
ロック:◎
水割り:○
お湯割り:○
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★★☆
レア度:★★★★★
芋度:★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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枦木園 (水曜日, 30 11月 2022 19:31)
池の露SLOWLY紅はるかは甕のせいかわかりませんが
黄金千貫ver.と共通する後残りの香りとコクがありますね。
ただこちらの方が綺麗で素直に甘さが強くおいしかったです。
評価も会長さんと同じです。
まろやかで甘いので思い出しましたがちょっと前に飲んだ国分酒造の
「sunny cream」もおいしかったですよ。
フラミンゴとかと同じシリーズと思いますがボトルが焼酎っぽくないです。
ところでセクシー女優っぽいやつらには千鶴や伊佐舞、くららもおります。
居酒屋での注文は千鶴の生や島娘の生や妻の生もありえますが
鹿児島では生(き)の読みなので安心(?)です。
会長 (水曜日, 30 11月 2022 20:00)
>枦木園 様
コメントありがとうございます。
池の露SLOWLY紅はるかはエレガントで美味しかったですね!
「sunny cream」はちょっと気になっていたので情報助かります。
千鶴、伊佐舞、くららは少し前の女優さんっぽい感じがたまらんですね。
もういっそのこと、居酒屋での注文は「生娘」でいいかもしれませんね。
出禁になって新規開拓しましょう!