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池の露SLOWLY黄金千貫(いけのつゆすろーりーこがねせんがん)Blog#303

芋焼酎:池の露SLOWLY黄金千貫の画像
芋焼酎:池の露SLOWLY黄金千貫

焼酎名:池の露SLOWLY黄金千貫(いけのつゆすろーりーこがねせんがん)

 度数:30度

原材料:黄金千貫(鹿児島県産)・米麹(国産米)

  麹:黒麹

 蒸留:常圧

製造所:合名会社天草酒造

 

 

 

◆【 焼酎について 】◆

「池の露SLOWLY黄金千貫」は熊本県天草市の芋焼酎。

創業1899年(明治32年)の合名会社天草酒造で造られている。

蔵の代表銘柄「池の露」シリーズの1つで特約店でのみ限定販売されている。

以前は「池の露チンタラ」という商品名で、様々な芋の品種でごく少量製造されていた。

2022年秋の出荷から「池の露SLOWLY」という商品名に変更されている。

2022年の出荷は、この「黄金千貫」と「紅はるか」を原料に使用した2種類。

焼酎についての説明が裏ラベルに書かれているので、以下に転載。

 

(裏ラベルの説明を転載)

『池の露SLOWLY』

昔懐かしの製法でつくった焼酎を、芋の品種ごとに展開します。

 

木製甑で米を蒸し箱でつくった麹を和甕に仕込み醪を造ります。

蒸留も原料の特長を生かすようにゆっくりと時間を掛けて行います。

工程の大半が手造りの為多くの量は造れませんが雑味の多さと芋本来のふくよかさが絶妙の調和を醸し出す昔ながらの芋焼酎を御賞味下さい。

 

◎芋:黄金千貫

◎黒麹仕込み

◎平成30年製造

◎甕貯蔵

 

このように書かれている。

こだわり抜いて造られているのがしっかりと伝わってくる。

数量限定なのでシリアルナンバーも入っていて、何だか特別感があって少し嬉しい。

ではでは、さっそく開栓してみよう。

 

 

 

 

香り■

芳醇で熟成感のある少し個性的な香り。

 

■生■

口当たりが良く、甘みと旨味が詰まった複雑な味。

後味に辛さと苦さがある。

 

■ロック■

甘みと旨味の詰まった複雑で熟成感のある味。

苦み混じりの独特のコクがある。

 

■水割り■

ほんのり甘く独特のコクがじんわりと広がる味。

 

■お湯割り■

芋の旨味と甘みが一層引き出された深みのある味。

苦味も強く感じられるやや主張のある味。

 

 

      

◆【 感想 】◆

旨みが凝縮された熟成感のある味わいの焼酎だった。

裏ラベルにも書かれているように、雑味があるので少し個性的な味わいになっている。

ワシとしてはロックが特に美味しかった。

ロックは甘みと旨みの詰まった複雑な味わいで、苦味の混じり独特のコクが美味しかった。

少しクセのあるタイプ味なので、芋焼酎を飲み慣れた人に好まれそうなタイプではないかな。

やや濃いめの味付けの料理との相性が良いようなので、相乗効果を楽しむのも良さそう。


この焼酎は2022年の出荷から商品名が「池の露ちんたら」から「池の露SLOWLY」に変更されている。

今回は数年ぶりの出荷のようだが、オシャレになって帰ってきたようだ。

販売本数は以前より多く、4号瓶では1000本出荷していることがシリアルナンバーから分かる。

きっとイメチェンや出荷量でも頑張ったんだろうな。

なにしろ、古式蒸留法のカブト釜式蒸留機(チンタラ蒸留機)は手間と時間が非常に掛かるらしいから。

でも、この焼酎の最大の魅力はその手間と時間なんだろうけど。

うむ、また機会があれば別の芋の品種で造られたものも飲んでみたいな!


さてさて、珍しい焼酎を飲んで元気になったワシは自分を慰めることをして寝ることにしよう。

フィニッシュはチンタラ蒸留とは違って勢い良く出る。

でも、勢い良く出し終わって、しばらく経つと通り道に残った雫がゆっくりと滴り落ちてくる。

チンからタラっと。

これもある意味「チンタラ」!

限定出荷してみたいな。 

 

 

 

オススメの飲み方 】

   生:

 ロック:

 水割り:

お湯割り:

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★☆

 レア度:★★★★★

  芋度:★★★☆

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)

   

                            

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    枦木園 (水曜日, 30 11月 2022 19:14)

    先日は焼酎プレゼントをいただきまして大変ありがとうございました。
    がぶがぶと美味しくいただきました。

    池の露SLOWLYの黄金千貫は雑味があって独特のクセがありますね。
    何か釜揚げシラスみたいな香りがあるように思います。
    評価は会長さんと同じくらいでした。
    芋はほとんどの芋焼酎と同じ黄金千貫でも、
    天草酒造独特な感じもあるので、畑の土、水、あと最初の
    原料の処理が違うなという印象です。
    芋の悪い部分を綺麗に取り切っていないから雑味と独特な香りに繋がっているのかな?と。
    実際見てみないとわかりませんが…。

  • #2

    会長 (水曜日, 30 11月 2022 19:46)

    >枦木園 様

    コメントありがとうございます。
    それぞれ楽しんで頂けて良かったです!
    そうなんです、独特のクセが特徴ですよね。
    釜揚げしらすっぽい香りもしましたね。
    たしかに水や畑、気候、原料の処理などで味に違いが出るでしょうからね。
    やっぱり焼酎って面白いですね!