伊佐大泉ちんこい(いさだいせんちんこい)Blog#292

芋焼酎・伊佐大泉ちんこいの画像
芋焼酎・伊佐大泉ちんこい

焼酎名:伊佐大泉ちんこい(いさだいせんちんこい)

 度数:25度

原材料:白豊(鹿児島県産)、頴娃紫(鹿児島県頴娃町産)・米麹(タイ産米)

  麹:白麹、黒麹

 蒸留:常圧

製造元:大山酒造合名会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「伊佐大泉ちんこい」は鹿児島県伊佐市の芋焼酎。

創業明治38年(1905年)の大山酒造が造る限定商品。

白豊芋を原料に白麹で仕込んだ原酒と頴娃紫芋を原料に黒麹で仕込んだ原酒をブレンドして造られている。

ラベルに少しだけ焼酎に関する説明書きがあるので、以下に転載。

 

(焼酎ラベルの説明を転載)

銘柄由来

ちんこい蔵で

ちんこいことからコツコツと

 

HAND MADE

木樽 米洗い 甑蒸

白・黒こうじ菌もみ付け 気合手作業

室屋にてもろ蓋による手間ひまかけた育成

白こうじ仕込・白豊と黒こうじ仕込・頴娃紫との絶妙ブレンド

 

このように書かれている。

銘柄由来が書かれているが、なんて謙虚な蔵なのだろう。

こういうのは見習わないといけないな。

さて、素晴らしく謙虚な方々が造った焼酎を謙虚な気持ちで味わってみようかね。

 

 

 

■香り

甘く香ばしい深みのある香り。

 

香ばしくしっかりとコク深い味。

厚みがあり飲み応えがある。

 

ロック

キリッと締まりのある甘みがあり、香ばしさの広がる味。

後味に少しフルーティな味があり美味しい。

 

水割り

優しい甘みがあり程よく香ばしい味。

芋の風味がしっかりしており割り負けない。

 

お湯割り

香ばしさが一層増したコクのある味。

ほのかな甘みとほろ苦い後味がとても美味しい。 

 

 

◆【感想】◆ 

香ばしくコクのある味わい深い焼酎だった。

麹と原料が違う2つの芋で造られた原酒が絶妙にブレンドされている。

ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。

ロックはキリッと締まった甘みと香ばしさがとても美味しい。

お湯割りは香ばしさが一段と増して、ほのかな甘みとほろ苦さが良いアクセントになっている。

芋の風味はしっかりとしているので、芋焼酎を飲み慣れた人に好まれそうな味だと思う。

最近の大山酒造さんは、ラベルデザインや焼酎名からは味の想像ができない商品が多い。

でも、そこが魅力でもある。

この焼酎は、やや軽めの味かと予想していたが、思ったよりも濃い味わいで少し驚いた。

飲み応えのある味で美味しかったので、また機会があれば購入したいな!

 

さてさて、それにしても最近の大山酒造さんはいろんなブレンドに挑戦しているなぁ。

毎回、様々な種類の芋や麹の合わせ技を楽しませてもらっている。

そんなワシも個人的ではあるが、時々違う種類の焼酎をブレンドして楽しんでいる。

ちなみに違う種類の焼酎を同士を掛け合わせる飲み方を、宮崎県のある酒造さんが「二段割り」という呼び方で推奨している。

この飲み方は自分だけのオリジナルブレンドが出来るので、面白くて結構ハマる。

「芋焼酎 × 芋焼酎」だけでなく、「麦、米、そば、黒糖」など別系統の焼酎とブレンドするのも斬新な味が生まれて楽しい。

今回は、斬新な味わいを求めて黒糖焼酎と掛け合わせることにした。

ちょうど手元にあるのは、Blog#78でご紹介した黒糖焼酎「まんこい」。

偶然だが、この焼酎と商品名が似ている。

何だかこの2つをブレンドするのは運命的なものを感じるな…。

 

ではでは、さっそくブレンドしてみましょう!

まずは「ちんこい」を「まんこい」に入れます。

そして、ゆっくり優しくかき混ぜます。

マドラーがない場合は、指でかき混ぜるのも良いでしょう。

その際は爪を切り、指を清潔にしておくことが最低限のエチケットでしょう。

特にオススメの指は、中指と薬指を使うことです。

この2本の指は長さがあるので、いい感じになるでしょう。

「ちんこい」と「まんこい」が上手く交わりあったら出来上がりです。

また逆のパターンで作るのもオススメです。

その場合は「まんこい」が「ちんこい」を入れにいきます。

後は「まんこい」に頑張ってもらいながら、「ちんこい」がアシストする形になります。

時々入れ替わって「ちんこい」が頑張ってあげるのも優しさがあって素敵だと思います。

いずれにしろ、「ちんこい」と「まんこい」が重なり交わり合うことで、新たな味が産まれます。

実に神秘的ですね。

ドラマティック&ロマンティック。

もう1つ、何とかティックってのがある気がするけど…。

思い出せないな…。

 

なお、この2つ焼酎のコラボ画像は「鉄肝会の活動」にアップしておきます。 

それではまた。 

 

 

 

 【オススメの飲み方 】 

   生:

 ロック:

 水割り:

お湯割り: 

 

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★★

 レア度:★★★★☆

  芋度:★★★☆

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)

   

                            

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    枦木園 (金曜日, 16 9月 2022)

    伊佐大泉、色々出してますが
    ついに「ちんこい」「ペロペロ」「ぱふぱふ」と揃ってきて
    もはや命名コンセプトを隠しきれなくなってますね…

    ちんこいは確信的に「まんこい」のオマ○ジュですよね。対外的にはリスペクトを欠いてるような気もします。
    某お茶飲料にかなり似たラベルの「おいもとお茶」っていうのとか
    ラベルデザインをパクってるのはぎりぎりかと思いますが…

    とある企業のPBで「勃起」という芋焼酎があるのですが
    これは説明書きも偽りなしのストレートですよ。

  • #2

    会長 (金曜日, 16 9月 2022 13:22)

    >枦木園 様

    コメントありがとうございます。
    気づいてはいましたが、もう隠せない感じになってきましたね。
    酒造さんの思惑通り?にコラボさせてあげました。
    某お茶に寄せている焼酎もありますね。
    「勃起」は存じませんでした。
    ググったら山口県の企業のPBだそうですね!
    豪快なまでの直球で恐れ入ります。