焼酎名:小鹿(こじか)
度数:25度
原材料:黄金千貫(鹿児島県産)、米麹(国産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造元:小鹿酒造株式会社
◆【焼酎について】◆
「小鹿」は鹿児島県鹿屋市の芋焼酎。
鹿児島県産の黄金千貫を原料に白麹で醸された小鹿酒造㈱のレギュラー焼酎。
焼酎についての説明が裏ラベルに書かれているので、以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
鹿児島焼酎小鹿は、大らかな鹿児島の自然の中で生まれたいも焼酎です。
さつもいもの品質と鮮度にこだわり、平成6年に農業法人小鹿農業生産組合を設立し自社栽培を開始しました。
鹿児島焼酎小鹿は、地元大隅地方で生産される新鮮なさつまいもを100%使っています。
このように書かれている。
原料芋の生産から焼酎造りに至るまで自社で行うので品質管理はしっかりとしていることだろう。
さぁ、さっそく味わってみようかね。
■香り■
程よく甘いスッキリとした香り。
■生■
サラリとした口当たりで自然な甘みのある味。
後味に僅かに辛さがある。
■ロック■
甘みが増して芋のコクも一層感じられる。
後味にある僅かな辛さと苦みが良いアクセントになっている。
■水割り■
優しい甘みがあり、やや苦みのある味。
■お湯割り■
ほんのり甘くスッキリとした味。
ふんわりと香る芋の香りにホッとする。
◆【感想】◆
雑味を抑えた綺麗な仕上がりの焼酎だった。
芋らしさも充分あり、物足りないことはない。
飲みやすく美味しいことに加えて、大衆的な価格であることに非常に好感が持てる。
ワシとしては生とロック、そしてお湯割りが特に美味しかった。
生は自然な甘みがありスーッと喉を抜けていくような飲みやすさ。
ロックは甘みが増して、芋のコクもしっかりと感じられる味わい。
お湯割りはほんのり甘くスッキリとしたコクのある味わい。
適度なコクがあり、とにかく飲みやすいのでグイグイと飲めてしまう。
これでレギュラー酒だと考えると優等生だと思う。
ちなみにワシが購入した価格は850円くらい。
購入したのはペンギンマークの某ディスカウント店だが、そんなのは味には関係ない。
何とも言えないほど優しい味。
何と言うか…
「正直でまっすぐ」な味。
うーむ…。
簡単な言葉なのに伝わりにくいかもしれないな。
仕方ないので表現方法を変えて「正直でまっすぐ」というものを表してみよう。
…ということで、久々に物語形式でお伝えしようと思います。
是非、「正直でまっすぐ」というものを感じ取ってください。
━【正直者と斧】━
あるところに「ワシ」という名の真面目なキコリがいました。
いつものように木を切っていると、うっかり手がすべり大切な斧を泉に落としてしまいました。
仕事道具を失くしてしまったキコリはションボリとしていました。
すると突然、泉の中から美しい女神様が現れました。
女神様は落ち込むキコリにこう語りかけてきました。
女神様「アナタが落としたのは、この金の斧ですか?」
ワシ「いいえ、違います」
女神様「では、この銀の斧ですか?」
ワシ「いいえ、違います」
女神様「それでは、この鉄の斧ですか?」
ワシ「はい、そうです」
キコリは正直に自分の斧が鉄の斧であることを伝えました。
女神様「まぁ、なんて正直な人なのでしょう!」
ワシ「とんでもないです。それがワシの斧ですから」
女神様「アナタの正直さに感心しました」
女神様「正直者のアナタには、この斧全てを差し上げましょう」
なんと女神様はキコリの正直さに関心し、全ての斧をプレゼントしてくれることになりました。
ワシ「えっ!?本当にいいんですか…?」
女神様「もちろんです」
ワシ「ありがとうございます…女神様ぁ…。」
ワシ ( な、なんて美しくて優しい女神様なんだ… )
ウブなキコリは誉められただけで女神様に恋をしてしまいました。
女神様「いつまでも、その正直でまっすぐな気持ちを忘れずにいてくださいね」
ワシ「は、はい!」
女神様「それでは失礼します」
恋をしたキコリは、もう少しだけ女神様と一緒に居たくなりました。
ワシ「ちょっ、ちょっと待ってください!!」
ウブなキコリは女神様を引き留めたものの、どうしていいか分からなくなりました。
その時、キコリは女神様の言葉を思い出しました。
『いつまでも、その正直でまっすぐな気持ちを忘れずにいてくださいね。』
ワシ ( そうか!自分の気持ちを正直にまっすぐ伝えればいいんだ!そうすれば女神様も… )
ワシ「あの…、斧を全部貰ったお礼にワシの鉄の斧を1本差し上げたいのですが?」
女神様「えっ?」
ワシ「その1本とは…」
…ボロロン ╰⋃╯
女神様「!?」
女神様「キャッ!キャーァァァアーッ!!」
ワシ「まぁまぁ、遠慮なさらずに」
女神様「イヤァ~!来ないでぇ~っ!!」
ワシ「さぁさぁ、どうぞ握ってください」
女神様「イヤァ~ッ!!ど、どこが斧なのよーっ!!」
ワシ「いや、ホントに斧ですから。すぐに分かりますよ(ニヤリ)」
ワシ「では…🖤」
ズリュゥ~ッ!!
「正直でまっすぐ」にそそり立ったキコリの「斧」は女神様に勢い良く食い込みました。
女神様「Oh.no~(斧)」
ワシ「ほら?斧でしょ」
ワシ「どうですか?鉄のように固いでしょ?」
キコリの「斧」はコーンコーンと一晩中、女神様を突き続けました。
そして、女神様は遂に絶頂を迎えました。
女神様は足をガクガクと震えさせ「聖なる雫」が溢れ出しました。
女神様から溢れ出した「聖なる雫」をキコリは手ですくい、口に含んでみました。
すると不思議なことに気分が高揚し、日々のツライことなどが一瞬で吹き飛びました。
キコリはこの「聖なる雫」をたいへん気に入り、一晩中その雫に酔いしれました。
キコリは女神様のガクガクと震えた足の様子から「聖なる雫」を「小鹿」と名付け、瓶に詰め持ち帰りました。
その後、「小鹿」は銘酒として後世の人々に広く愛され続けたそうな。
─ おしまい ─
※この物語はハクションであり、実在の人物・企業・焼酎とは一切関係ありません。
・:・:∴・:∴≡(>。<)
【オススメの飲み方 】
生:◎
ロック:◎
水割り:○
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★★
レア度:★
芋度:★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
コメントをお書きください
鉄肝会東京支部 (火曜日, 02 8月 2022 09:10)
無理やり繋ぎますね(笑笑
受けました 4点(5点満点)
会長 (火曜日, 02 8月 2022 11:54)
>鉄肝会東京支部様
コメントと追加点ありがとうございます!
無理やり繋げましたが、ご満足頂けたようで光栄です。
そのうちまた物語を作ろうと思います。
よろければ次回作もご覧ください☆
城 (火曜日, 02 8月 2022 22:37)
久々の物語展開笑いました。
いつもちゃんとオチがあるのかハラハラしますが狭いスペースにしっかりと着地されますね(笑)
最後の注意書きの所まで地味にボケているところがまた抜け目ないです。
また物語展開あることを期待しています。
会長 (火曜日, 02 8月 2022 23:39)
>城 様
コメントありがとうございます。
無理矢理に強引に着地するの得意なんです。
細かいところまで気付いて頂けて恐縮です!
そのうちまた物語形式で表現することもあると思います。
お楽しみに!
キー坊 (土曜日, 06 8月 2022 14:24)
待ってました会長さんの物語!
今回も笑わせて貰いました笑
小鹿は飲んだことないですが興味が湧いたので飲んでみます!
会長 (土曜日, 06 8月 2022 15:10)
>キー坊 様
コメントありがとうございます。
楽しんでいただけて良かったてす。
小鹿は安くて美味しいのでオススメです!
枦木園 (月曜日, 08 8月 2022 08:30)
小鹿のレビューが見えない…
焼酎ファンのお子様には刺激が強すぎるので1点/439点
会長 (月曜日, 08 8月 2022 10:53)
>枦木園 様
コメントありがとうございます。
レビューについては目を凝らせば見える仕様となっています。
ここだけの話ですが、当ブログは未成年者飲酒禁止法、青少年健全育成の観点から20歳以上の方を閲覧対象としております。
そのため未成年者には閲覧しないで欲しいとの願いを込めて、天に向かいお祈りしております、エブリデイ。