池の露湯島The Highest Yeast（いけのつゆゆしまざはいえすといーすと）Blog＃278

焼酎名：池の露湯島The Highest Yeast（いけのつゆゆしまざはいえすといーすと）

　度数：35度

原材料：湯島芋（国産）・米麹（国産米）

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造所：合名会社天草酒造

 

 

 

◆【 焼酎について 】◆

「池の露湯島The Highest Yeast」は熊本県天草市の芋焼酎。

創業1899年（明治32年）の合名会社天草酒造で造られている。

島内で生産される希少な湯島芋を原料に白麹で醸されている。

最大の特徴は、熊本大学理学部が育成に成功した酵母が使用されていること。

特約店のみの限定販売で2022年の初出荷本数は1020本。

焼酎についての説明が商品の箱に封入されていたので、以下に転載。 

 

（箱に封入されていた説明書きを転載） 

島原半島と天草諸島のほぼ中間に位置する湯島。

ここでしか生産されない非常に希少な湯島芋を使用したのが、天草酒造の誇る最上級ブランド 『池の露湯島」です。

この度お届けするのは、その湯島を特別な酵母で造った焼酎。

その名も「池の露湯島 The Highest Yeast」。

酵母研究のパイオニア、熊本大学理学部の谷時雄教授が永年の研究の末に世界で初めて

育成に成功した「分裂酵母 ジャポニカス吟醸香高生産 Kumadai株(※)」を使用。

芋焼酎でありながら、吟醸感のある味わいに仕上がりました。

最上級の酵母による珠玉の一杯。ぜひご賞味ください。

※分裂酵母ジャポニカス親株は国立遺伝学研究所 微生物機能研究室より分譲されました。

(分裂酵母は均等に分裂していくのが特徴の酵母です)

 

熊本大学　✕　天草酒造

 

 

最上級の新しい酵母を使用した焼酎はどんな味になのだろうか？

早速開栓してみよう！

 

 

■香り■

芋焼酎とは思えない吟醸香。

日本酒や米焼酎のような独特で気品のある香り。

 

■生■

甘みとコクのしっかりとした味。

後味に強い辛みがあるのが旨みをぎっしりと含んでいる。

 

■ロック■

上品な甘みと芋のコクが絶妙な味を醸し出している。

鼻腔を抜ける華やかな吟醸香が堪らない。

 

■水割り■

スッキリとした甘みとフレッシュな旨味を感じさせる上品な味。

香りにも品があり爽やか。

 

■お湯割り■

芋の甘みとコクがしっかりと引き出された品のある味。

芋焼酎でありながら、米焼酎を思わせるような独特の華やかな風味を併せ持っている。 

 

 

 

◆【 感想 】◆

非常に香り高い吟醸香が特徴的な焼酎だった。

芋々しい芋焼酎とは違い、味わいもエレガントな仕上がり。

ワシとしてはロックが特に美味しかった。

上品な甘みと芋のコクが絶妙な味わいを生み出している。

うっかり気を抜くと芋焼酎であることを忘れてしまうほどの吟醸香。

どの飲み方をしても美味しいが、ロックは頭一つ抜けて美味しかった。

ちなみに価格は500mlで3300円(税込)なので結構高価な焼酎。

生産本数が少なく希少度も高いので、残りはチビチビと大切に飲もうかな。

より吟醸香を楽しむためには先細りタイプのグラスを使用したほうが良いと思う。

そのほうが最上級の酵母というものを感じられるのではないだろうか。

 

いやはや、この焼酎は瓶までエレガントで高級感がある。

なので、結構高価であることに関しては、あまり触れないでおこうと思う。

オシャレな箱入りなので焼酎好きへの贈り物にも喜ばれるだろうな。

せっかくなので、このエレガントな瓶は記念に残しておこうと思う。

それにしても、この瓶は何をモチーフにした形なのだろうか？

雫のような形にも見えるな。

ひょっとしたら焼酎の価格を聞いた時のワシの「涙」かな？

 

ワシの涙でっけぇー！！

 

 

 

【 オススメの飲み方 】

　　　生：○

　ロック：◎ 

　水割り：○

お湯割り：○ 

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★☆

　レア度：★★★★★

　　芋度：★★☆

 

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)