くらら（くらら）Blog＃261

焼酎名：くらら（くらら）

　度数：25度

原材料：黄金千貫（宮崎県産）・米麹（タイ産米）

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造元：株式会社岩倉酒造場　　　　　  

 

 

◆【 焼酎について】◆

「くらら」は宮崎県西都市の芋焼酎。

蒸留した焼酎を2年以上タンクで醸成し瓶詰め。

芋の出来によっては作られない年もあるようで強いこだわり故に流通量、また生産量も少ない焼酎。

この焼酎は所用で宮崎の酒屋さんに寄った際芋焼酎の銘柄にしてはポップな名前と「お一人様1本限り」のそそられるPOPがあり手に取った次第。

裏ラベルに焼酎についての説明があるので、以下に転載。

 

（裏ラベルの説明を転載） 

『月の中』の姉妹品。耐熱酵母【T-33】で作った焼酎。

穏やかな奇麗な薫がただよう。

香り絶品。味・旨み申し分なし。

ロックで呑むと最高に旨い。

老若男女どなたでも楽しくいただける焼酎です。

 

とある。

「香り絶品」「味・旨み申し分なし」「ロックで呑むと最高に旨い」と自身のほどがうかがえる文言。

私の好きなタイ産米で期待値アップ！

希少性にとらわれず（とらわれているが）味わってみます。

 

 

■香り■

アルコール感の無い澄んだ香り。

 

■生■

アルコール感がなく芋の風味を強く感じる。

 

■ロック■

味わい全体に輪郭が出てキレとしっかりしたコクがある。また芋の風味も艶が出て華やぐ。 

 

■水割り■

口当たりの良さから甘みの余韻が長く続く。

割り水に負けてないのでグイグイ飲んでも焼酎の味わいをしっかり味わえる。

 

■お湯割り■

華やかさからふっくらとした香りと味わいに。

冷めてもエグみがなく飲みやすい。

 

 

 

◆【 感想 】◆

ポップなラベルとは裏腹に骨太な芋の味を感じることが出来る焼酎でした。

『月の中』の姉妹品というだけあって豊かな香りとそれにともなう芋の味。

また耐熱酵母の働きなのか風味、コクがありどの飲み方でもおいしくいただけました。

個人的には記載されてるようにロックもおいしかったですが水薄めの水割りが好きでした。

 

とても特徴のある味わいの焼酎ですが、特徴といえばこの『くらら』という名前。

連想されるのは私達の年代だと某アルプスに住む少女のお話だと思います。

件のアルプス少女に「クララの意気地なし！バカ！アホ！」など罵声を浴びせられ、

その後の「クララが立った！」というなんとなくインパクトのある言葉。

カラーイメージ水色の薄幸そうな少女を思い浮かべる。

ろくにストーリーを覚えていないが、下ネタレベル13ぐらいの中高生になると「クララが立った」の言葉で、

一度はニヤついてしまうのが通過儀礼になっているような気がしないでもない。

そんな、この『くらら』という名前は調べてみると「女性が受け入れやすい」「柔らかさのあるイメージ」と、うっすい記憶と下卑た考えしかない私に何故か若干の申し訳なさと「なるほど」と思わせる、

幅広くいろんな方に楽しんでいただきたいという酒造メーカーさんの想いがありました。

風味、香り、味わい。女性に限らず誰もが楽しめるとてもおいしい焼酎だと思いますので、見かけた際は手に取ってみてはいかがでしょうか？

 

 

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【オススメの飲み方 】 

　　　生：○

　ロック：◎

　水割り：◎

お湯割り：○

 

【総合評価】星５段階評価

　評価：★★★★

レア度：★★★★

　芋度：★★★☆ 

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：副会長)