伊佐大泉虹のかなたに（いさだいせんにじのかなたに）Blog＃252

焼酎名：伊佐大泉 虹のかなたに（いさだいせんにじのかなたに）

　度数：25度

原材料：霧島むつき

　　　　栗黄金

　　　　源氏唐芋

　　　　黄金千貫

　　　　サツママサリ

　　　　タマコガネ

　　　　シルクスウィート

　　　　米麹（タイ産米）

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造元：大山酒造合名会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「伊佐大泉 虹のかなたに」は鹿児島県伊佐市の芋焼酎。

創業明治38年（1905年）の大山酒造が造る新商品。

鹿児島県産の七種類の芋を白麹で醸して造られた一年に一度の限定受注販売商品。

ラベルに少しだけ焼酎に関する説明書きがあるので、以下に転載。

 

（焼酎ラベルの説明を転載）

七つの芋が重なり合うと虹の化身である龍（虹）が現れ

「美味しさを極めたか？」と問われたそうな・・・！

 

このように書かれている。

どこかで見聞きしたような不思議な文章が物語調で書かれている。

こういう感じのは少し心惹かれる。

さて、さっそく七つの芋の重なり合いを体験してみよう。

 

 

■香り■

上品で落ち着きのある芋らしい香り。

 

■生■

じんわりと旨みと甘みが広がる味。

後味はやや辛くスッキリとした喉ごし。

 

■ロック■

甘みと旨みが繊細な味。

スッキリとした上品な芋の味わいが感じられる。

 

■水割り■

甘みが少し抑えられた代わりに麹の旨味が強く感じる。

芯のある味で割っても崩れない。

 

■お湯割り■

ほのかな甘みを感じる芋臭さを抑えた味。

スッキリとした飲み口だが芋らしい旨みは充分感じられる。 

 

 

◆【感想】◆ 

じんわりと旨みの広がる優しく繊細な味の焼酎だった。

７種類もの芋が使用されている珍しい芋焼酎なので、どんな味か想像できなかった。

何ならちょっと芋臭いのかなと構えていたのだが…。

飲んでみると芋臭さはそれほどない。

どの飲み方でも安定して美味しい万能タイプの芋焼酎。

ワシとしてはロックが特に美味しかった。

繊細で上品な味は飲み飽きず色んな料理に合わせやすい。

なるほど、こういうエレガント系だったとは。

複数の芋を使用した焼酎は、飲むまで分からないミステリーツアー的な楽しみ方が出来るようだな。

たまにはこういう焼酎もいいものだ。

 

さてさて、今宵もゆっくりと美味しい芋焼酎を楽しめた。

ラベルに書いてある「七つの芋」と「龍」という文字について…。

どうしてもワシは漫画「ドラゴンボール」を連想してしまう。

加えて漫画「花の慶次」も思い浮かべてしまう。

黄金期の少年ジャンプをリアルタイムで読んでいましたからね。

そういえば、大山酒造の方々も、その世代っぽかったからなぁ。

恐らくちょっとくらいはイメージしたんじゃないかと思う。

それにしても、最近の大山酒造さんのは新しい商品をバンバン出している。

今は例の芋事情があるだろうし、ブレンドして面白い焼酎を次々に送り出しているんだろうな。

何よりも専務さんがユニークな方だったからチャレンジしまくっているのだろう。

ということで、次回作も楽しみにしておこう。

 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：○

　ロック：◎

　水割り：○

お湯割り：○

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★

　レア度：★★★★

　　芋度：★★★

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)