白く（しろく）Blog＃250

焼酎名：白く（しろく）

　度数：25度

原材料：黄金千貫(南九州産)・米麹

　　麹：黒麹

　蒸留：常圧

製造元：姫泉酒造合資会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「白く」は宮崎県西臼杵郡日之影町の芋焼酎。

創業1831年（天保2年）の姫泉酒造が造る芋焼酎。

特約店限定販売のため、取り扱っている酒屋は多くない。

裏ラベルに焼酎についての説明が書いてあるので、以下に転載。

 

(裏ラベルの説明を転載)

冬の季節に降りつもる雪の様な白さ。

凛とした味わい。

冬に飲みたい芋焼酎を造りました。

是非、お湯割りで。

濾過をしておりませんので全体的に白く濁っておりますが、無濾過の証です。

お飲みになる際は、よく振ってからゆっくりと注いで下さい。

 

このように書かれている。 

非常にシンプルで分かりやすい。

さて、よく振ってゆっくり注ぎながら楽しもうかね。

 

 

■香り■

厚みのあるしっかりとした無濾過らしい芋の香り。

 

■生■

飲み始めはしっかりめの甘みと旨味が広がる。

後味は辛口で苦味もある。

 

■ロック■

甘みと旨味がギュッと引き締まった濃厚な味。

 

■水割り■

ほのかな甘みとやや苦みのある味。

後味は清涼感がありスッキリしている。

 

■お湯割り■

旨味と芋の香りが引き立ち味わいが一層増している。

適度な甘みと香ばしさもあり飲み応えがある。

 

 

 ◆【感想】◆

しっかりとした旨味のある無濾過焼酎だった。

無濾過だが濃厚過ぎず、比較的飲みやすい。

甘みがあるが、苦みや酸味もあり後味はキレが良い。

加えて、独特の土っぽい苦味と酸味があるのが特徴。

ワシとしてはお湯割りとロックが特に美味しかった。

お湯割りは香りや甘み、旨味が一層広がる。

ややぬるめのお湯割りが特に美味しい。

ロックは冷やされたことでキリッ引き締まった甘みと旨みが楽しめた。

「白く」という焼酎名通り白濁しているが、見た目ほどは濃厚ではなかった。

なかなか面白い焼酎が隠されていたもんだ。

その「隠されていた」と言ったのにはちょっと理由がある。

時々立ち寄る酒屋さんで「店舗に出していないオススメ焼酎ないですか？」と尋ねたところ倉庫から出てきたのがコレ。

ちょっぴり怖い感じの大将さんだが取り扱っている商品は確かなものばかり。

その大将さんが倉庫から出してきた隠し玉は全く知らない焼酎だったのでテンションが上がった。

せっかくなので、何で店頭に出してなかったのか尋ねてみた。

理由は単純で、店が狭くて置く場所なかったことだった。

それに、あまり知られていないマニア向けの焼酎だからとのこと。

店が狭いからという理由は分かるが、マニア向けの商品はそういう扱いになったりするんだと勉強になった。

次回も大将さんの隠し玉を紹介していただこうかな？

 

さてさて、酔ってきたのでそろそろ寝よう。

それにしても、本当に白く濁った焼酎だったな。

見たまんま「白く」と名付けるのは、ある意味斬新。

ワシも自分自身から放出される白濁の液体を「白く」と呼ぶようにしようかな。

アルコール度数は０度。

飲んだ後は運転しても大丈夫ですよ。

 

「STOP！飲酒」

 

今宵もジェントルマンなワシでした。

おやすみなさい。

 

 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　　生：○

　　ロック：◎

　　水割り：○

　お湯割り：◎　

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★

　レア度：★★★★

　　芋度：★★★☆

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)