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麦山猪(むぎやまじし)Blog#248

麦焼酎:麦山猪の画像 すき酒造
麦焼酎:麦山猪

焼酎名:麦山猪(むぎやまじし)

 度数:25度

原材料:麦(国産)、麦麹

  麹:黒麹

 蒸留:常圧

製造元:すき酒造株式会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「麦山猪」は宮崎県小林市の麦焼酎。

国産のはだか麦を原料に黒麹、甕仕込みで造られている。

期間限定、特約店限定の商品として販売されている。

焼酎についての説明が裏ラベルにあるので、以下に転載。

 

(裏ラベルの説明を転載)

麦山猪(ムギ ヤマジシ)

一、

九州山脈が連なるここ須木の猪は「山猪」と言われ、

通常の猪よりも険しく奥深い山々を駆けめぐる為に、

抜群の速さで疾風(はやて)の猪でもあります。

この焼酎はあえて黒麹を用い当蔵の一世紀の時を越えた甕で全量和甕仕込みとしました。

その味わいは、通常長期貯蔵させる事で味わえる旨味や香りを、

なんと一年半程の短い熟成期間で再現いたしました。

それはまさに「疾風の如く」。

その名言を借り麦山猪と名付けました。

 

一、

黒瀬杜氏伝承…焼酎造りが薩摩に伝わったその昔から、黒瀬杜氏達は焼酎造り伝道師と言われ、

宮崎県、鹿児島県、熊本県、福岡県などの各蔵に焼酎造りに行っていました。

現在では黒瀬杜氏の方々も高齢や機械化が進み、更にその後継者も少なく既存では数名ほどになっております。 

その技は一子相伝とも言われ、一族以外で技の伝承は困難な中で、

当蔵の内嶋杜氏は多くの黒瀬杜氏師のもとで、

昔の苦労話や楽しさ、そして多くの技術等を伝承した数少ない杜氏です。

 

このように書かれている。

通常よりも短期間で熟成させたという味わいはどのようなものだろうか?

では、さっそく開栓してみよう。

 

 

■香り■

甘く芳ばしい上品な香り。

 

■生

甘みを感じた後に苦味を感じるドライな味。

 

■ロック

まろやかで程よい芳ばしさと甘みのある味。

後味に独特な華やかさとリッチな余韻がある。

 

■水割り

フルーティでスッキリとした甘みのある味。

 

■お湯割り

味も香りも甘さが一層引ち、華やかで芳ばしい味。

 

 

 

◆【感想】◆ 

程よい芳ばしさと華やかさを併せ持つ芳醇な麦焼酎だった。

常圧蒸留なので味わいはしっかりとしているが独特の華やかさとフルーティさ特徴的。

一般的な常圧蒸留の麦焼酎の芳ばしい系統とは一線画した味わい。

色で表現するなら「金色」。

ラベルの金色は見事に味わいを表現しているように思う。

煌びやかなラベルの中に「麦山猪」という田舎臭い文字が対照的でいい味を出している。

ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。

ロックは適度な芳ばしさに加えてリッチな余韻が印象的だった。

お湯割りは甘みが引き立ってとても美味しかった。

原料が違うとはいえ、同蔵の芋焼酎「山猪」とは全く違うタイプの焼酎で非常に楽しめた。

また機会があれば購入したいな。

 

それにしても煌びやかで派手なラベルだなぁ。

金色のラベルをよ~く見てみると文字がたくさん書いてある。

ラベルの薄い無数の横線は単なる模様ではなく、実は2種類のローマ字文を書き連ねたもの。

ローマ字文は以下の2種類。

 

・「MUGIYAMAJISHI」

・「ZENRYOWAKAMEJIKOMI」

 

この2種類のローマ字文が繰り返し書き連ねられており遊び心を感じる。

「MUGIYAMAJISHI」のほうは「麦山猪」のことだとすぐに理解出来た。

だが、「ZENRYOWAKAMEJIKOMI」はどういう意味なのかすぐには理解できなかった。

ワカメ仕込み??

まさか海藻でも使っているのだろうか?

そんな思いが頭の中を巡り巡って少し混乱してしまった。

酒に酔っているうえに考え過ぎて頭がバグってしまった。

ワカメ…ワカメ……と考えた末に辿り着いたのは、「ワカメ酒」。

もしかしたらワカメ酒を推奨するために造られたのではないのか?

絶対に違うと思うが、そんなふうにも考えてみた。

「全量ワカメ仕込み」。

想像しただけでドキドキしてしまう…。

…憧れのワカメ酒。

憧れるが故に若かりし頃に風呂場でやっていた「セルフワカメ酒」を思い出す…。

せっかくなので「セルフワカメ酒」のやり方をご説明しましょう!

 

 

【セルフワカメ酒のやり方】

 

①まず風呂場の椅子に座り、自分の太ももに「自分のモノ」をギュッと挟み隠し、女の子っぽくなります。

 

②出来た女の子っぽい窪みにお湯を溜めます。

 

③ユラユラと揺らめく黒々とした「ワカメ」を楽しみます。

 

たったこれだけで「セルフワカメ酒」の完成です。

 

🍶実際に酒を注いでご自身で飲むのもありだと思います。(※軽蔑しますけどね)

 

 

 

これは誰の手も煩わせることなく、ワカメ酒の雰囲気を楽しむことができる極めて高尚な1人遊びなのです。

さて、最後に1つお尋ねします。

「セルフワカメ酒」をやったことがある人はワシの他にもいるんじゃないでしょうか?

どうか心を開いて正直にお答えください。

 

 

ちなみに「ZENRYOWAKAMEJIKOMI」とは「全量和甕仕込み」のことでした。  

そりゃそうやろ。

 

 

 

【オススメの飲み方 】

   生:

 ロック:

 水割り:

お湯割り:    

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★☆

 レア度:★★★★☆

  度:★★★☆

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)

 

 

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コメント: 2
  • #1

    (木曜日, 17 2月 2022 11:33)

    セルフワカメ酒(笑)
    そんな呼び方なんですね。
    やったことあります…

  • #2

    会長 (木曜日, 17 2月 2022 18:21)

    >城 様

    コメントありがとうございます。
    やはり同士がいましたか!
    なんだか安心しました。
    でもワカメではなく別の海藻ですよね。