倉岳（くらたけ）Blog＃208

焼酎名：倉岳（くらたけ）

　度数：25度

原材料：しもん芋（天草郡倉岳町産）・米麹（国産米）

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造所：房の露造株式会社

 

 

 

◆【 焼酎について 】◆

「倉岳」は熊本県球磨郡多良木町の焼酎。

芋焼酎の原料芋としては珍しい「しもん芋」を使用し、白麹で仕込まれている。

瓶の首に焼酎の説明書きが掛けてあったので、以下に転載。

 

（瓶の首に掛けてあった説明書きを転載）

健康食品の「しもん芋」

「しもん芋」は、原産国がブラジルで、天草倉岳町の特産品となった、白さつま芋の一種です。

普通のさつま芋に比べ、桁違いの量のミネラルや、ビタミンA・E・K、繊維質が豊富に含まれています。

二年に一度しかできない貴重な芋です。

 

このように書いてある。

健康食品と聞くとなんだか安心してしまう。

さてさて、さっそく開栓してみようかね。

 

 

■香り■

穏やかで落ち着きのある甘い芋の香り。

僅かに漬物のような発酵臭がする。

 

■生■

甘みを感じた後、スーッと引いていくような程よい辛さのあるキレの良い味。

旨みも充分感じられる。

 

■ロック■

コクがあり甘みを強く感じる。

後味は非常にスッキリとしている。

 

■水割り■

まろやかでやさしい甘みと旨味のある味。

割負けせずしっかりとした骨格を維持している。

クセがなく非常に飲みやすい。

 

■お湯割り■

ホッとするような甘みと旨みのある味。

後味に独特の苦みがあり、これが良いアクセントになっている。

 

 

 ◆【 感想 】◆

味わい深さと奥深さのある芋焼酎の面白さを感じる焼酎だった。

やはり、原料である「しもん芋」という珍しい品種が独特の味と香りを醸し出しているようだ。

ぶっちぎりで変わった味とかではないが、良い意味でちょっと個性的な味。

全体的な味のバランスが良く、どの飲み方でも美味しい。

ワシとしてはロックが特に美味しかった。

ロックは甘みがあり、後味が非常にスッキリしている。

ザァ―ッと押し寄せて、サァーッと引いていく波のようなイメージ。

飲みやすさ重視であれば水割りは非常に飲みやすくコクもあるのでグイグイと飲める。

これは隠れた銘酒ではないだろうか。

熊本県は米焼酎のイメージが強すぎるせいか、こういった芋焼酎の存在感があまりないように思う。

もう少し違った売り方をすれば知名度が上がって人気が出そうな味だと思うけどなぁ。

ワシは個人的に気に入った味なのだ。

 

さて、それにしてもブラジル原産の「しもん芋」は良い仕事をしているな。

なんだかブラジルから来日して帰化したＪリーガーみたいだ。

よし、ちょっと「しもん芋選手」のプロフィールを作ってみよう！

 

　　　[名前]シモン・イモ

　　　[国籍]ブラジル、日本

　　[出身地]ブラジル・ミナスジェライス州

　　　[所属]フサノツユFC

[ポジション]MF

　　　[身長]180㎜

　　　[体重]300g

 

んー…。

ダサいな。

サッカー選手っぽくしてみたが限りなくダサい。

日本代表には招集されなさそう。

サッカーすらしたことなさそう。

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：○

　ロック：◎

　水割り：○

お湯割り：○

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★☆

　レア度：★

　　芋度：★★★

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)