焼酎名:クールミントグリーン(くーるみんとぐりーん)
度数:26度
原材料:サツママサリ(鹿児島県産)・米麹
麹:白麹(いも麹)
酵母:鹿児島香り酵母1号
蒸留:減圧
製造元:国分酒造株式会社
◆【焼酎について】◆
「クールミントグリーン」は鹿児島県霧島市の焼酎。
サツママサリを原料に芋麹で仕込まれた減圧蒸留の芋焼酎。
酵母に鹿児島香り酵母が使われていることも大きな特徴。
2017年に厚生労働大臣から「現代の名工」の表彰を受けた、安田宣久杜氏が造る逸品。
販売店限定で生産数も少ないため非常に人気がある。
同蔵の「フラミンゴオレンジ」とは「麹違い」の兄弟焼酎としても知られている。
ラベルに焼酎について説明はないが、以下のような注意書きがある。
(裏ラベルの注意書きを転載)
より美味しくお楽しみいただくために…
開封の有無に関わらず、特に暑くなる時期に長く保管する場合、
香りをより長く保つために、冷蔵庫での保管をおすすめします。
このように書かれている。
とにかくデリケートな焼酎であることが伝わってくる。
つまり、さっさと飲めとも取れるので開栓して早めに飲み干そう。
■香り■
フルーティで落ち着きのある香り。
ミントのようにスーッとした爽やかな香りもする。
■生■
フルーティでサッパリしたややドライな味。
■ロック■
フルーティで甘みのある味。
爽やかで後味はやや辛くキレが良い。
■水割り■
まろやかでほのかな甘みのあるフルーティな味。
体感温度-1℃くらいの清涼感があり、クセがなく飲みやすい。
■お湯割り■
渋みと苦味のある独特な味。
フルーティ感はあるが好みの分かれそうな味。
■ソーダ割り■
フルーティで爽快な味。
甘みと旨みがじんわりと口中に広がっていく。
◆【感想】◆
フルーティで果実感だけでなく、爽やかな甘みと旨味のある焼酎だった。
減圧蒸留らしい軽めの味わいながら、甘みと旨味の存在感がある。
いや、減圧蒸留にしては甘みと旨味がしっかりあるほうだろう。
これは昔ながらの「どんぶり仕込み」によるものなのかもしれないな。
ワシとしてはソーダ割りが特に美味しかった。
ちなみにロックと水割りも充分美味しかったが、お湯割りに関しては好みが分かれそうな味だった。
ワシはお湯割りだけは、あまり好みではなかったな。
やはり、こういった「フルーティ系」や「減圧蒸留」のタイプはロックや水割り、ソーダ割りのほうが合う。
暑い季節には是非とも冷やして爽快に飲みたいな。
水割りに関しては、ちょっとだけハッカのような感じがあり体感温度-1℃くらいに感じた。
たまにはいいな、こういう芋々しくないタイプの焼酎も。
それにしても「クールミントグリーン」という焼酎名も斬新。
たしかにスーッとした爽やかさはあるが、こんなネーミングが浮かぶ方が不思議だ。
ラベルのペンギンといい、焼酎名といい…。
ロッテの「クールミントガム」から連想して名付けてませんかね?
きっと、この焼酎のラベルを見た多くの人が同じこと思ったはず。
まぁそれは置いといて、兄弟焼酎の「フラミンゴオレンジ」と飲み比べた結果…。
ワシは「クールミントグリーン」のほうが好みだった。
似た系統の味だが、甘みや旨みのしっかりした「クールミントグリーン」のほうが飲みごたえがあって好きだ。
ただ、この兄弟焼酎の飲み比べは人によって結構好みが分かれそうだな。
不思議な清涼感のある「クールミントグリーン」は印象に残る1本だったので来年も買おうかな。
【オススメの飲み方 】
生:○
ロック:○
水割り:◎
お湯割り:△
ソーダ割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★★
レア度:★★★★☆
芋度:★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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密林太郎 (金曜日, 23 7月 2021 20:39)
最近こういったソーダ割りで美味しい芋焼酎というのが多いですよね。今の季節にはちょうどいいですが、個人的には‥。
折角なら似たような系統で小正醸造の【小鶴】もご賞味を。色々と度肝を抜かされました笑
会長 (金曜日, 23 7月 2021 20:50)
> 密林太郎 様
度々コメントありがとうございます。
ワシも本当は芋焼酎らしい味のほうが好みなんですよ。
焼酎情報もありがとうございます。
「小鶴」はバナナのラベルのヤツですかね?
気になってはいますが、まだ購入には至っていません。
是非、今後飲んでみますね!