焼酎名:神座(かみくら)
度数:28度
原材料:黄金千貫・米麹
麹:黒麹
蒸留:常圧
製造元:株式会社尾込商店
◆【焼酎について】◆
「神座」は鹿児島県南九州市の焼酎。
昭和14年創業の小さな蔵だが、少量生産で高品質の焼酎造りをされている。
この焼酎のポイントはアルコール度数「28度」ということ。
鹿児島県の一般的な芋焼酎はアルコール度数「25度」が主流だが、あえての「28度」。
これはロックでの飲むことを想定しての+3度だそうだ。
ラベルや裏ラベルに特に焼酎についての説明はないので飲んで確かめましょうかね。
■香り■
香ばしく奥行きのある深い香り。
■生■
アルコール28度とは思えないほど口当たりが良い。
甘みとコクのあり、旨みも充分。
■ロック■
どっしりとした重厚感があり、上品な甘みのある味。
黒麹の深いコクを強く感じる。
■水割り■
柔らかな飲み口だが、重厚な味は崩れていない。
コクがあり、芋の風味はそのままで飲みやすい。
■お湯割り■
ふくよかな芋の風味を楽しめる味。
比較的スッキリした甘みでキレのある飲み飽きしない味。
◆【感想】◆
洗練された黒麹の旨味を感じさせる味だった。
蔵元の狙い通りロックが特に美味しい。
でも、生、水割り、お湯割りも高レベルで美味しい万能タイプ。
素直に美味いと言える焼酎だ。
4合瓶というのもあるが、あっという間に空になってしまった。
この「神座」は、かなり昔に飲んだことがあった。
飲むのは、おそらく13年ぶりくらいではないだろうか?
その時も美味しくて、すぐに飲み干してしまった覚えがある。
少し前に、この「神座」と同じ蔵の「さつま寿」を飲んでいたので無性に飲みたくなってしまった。
製造元の尾込商店さんの焼酎を取り扱っている酒屋さんは少ないので、購入する際は少し困る。
しかし、ワシは幸運なことに勤務先の近くの酒屋で購入できるのだ。
それにしても、尾込商店さんの「さつま寿」と「神座」は本当に美味い。
白麹と黒麹の違いはあるが、どちらもハイレベルな味。
ロックで飲むなら黒麹の「神座」。
お湯割りで飲むなら白麹の「さつま寿」。
とワシの中で評価している。
似たようなことを、高良酒造さんの焼酎でも少し前に言った気がする。
尾込商店さんと高良酒造さんは、どちらも南九州市川辺町に蔵がある。
どちらの蔵もどっしりとした濃厚な味わいが印象的な蔵だ。
この地の水や気候がそうさせるのかな?
実に興味深いもんだな。
【オススメの飲み方 】
生:○
ロック:◎
水割り:○
お湯割り:○
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★★☆
レア度:★★★★☆
芋度:★★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
コメントをお書きください
まさき (月曜日, 15 3月 2021 10:28)
神座いいですね。
もうすぐ桜の季節。さつま寿櫻がもうすぐ発売かな。
神座の新酒だったと思うけど。これはお湯割りもうまい。
会長 (月曜日, 15 3月 2021 10:41)
>まさき 様
コメントありがとうございます。
新酒のブワッとくる荒々しさは堪りませんね!
購入することができたらお湯割りでいただいてみます。