焼酎名:XXIV(にじゅうよん)
度数:25度
原材料:黄金千貫(南薩摩産)・米麹(タイ産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造元:有限会社佐多宗二商店
◆【 焼酎について 】◆
「XXIV」は鹿児島県南九州市の焼酎。
「晴耕雨読」や「不二才」で知られる佐多宗二商店の数量限定品。
ラベルはパッと見なんて読むのか分からない。
裏ラベルを見ると、焼酎の説明とともに書いてあるので以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
本格焼酎「不二才」と同じもろみを24%の量、間接加熱蒸留したもので構成されている芋焼酎です。
商品名は本格焼酎「24」と呼びます。
LXXは、ローマ数字の24を表します。
このように書いてある。
聞き慣れない「間接加熱蒸留」という聞き慣れないワードが気になったので調べてみた。
どうやら、この「間接加熱蒸留」は、通常の焼酎造りでは使われない蒸留方法だそうだ。
間接加熱蒸留は、グラッパやウイスキー、フルーツブランデーなどと同じ蒸留方法とのこと。
焼酎「不二才」のもろみを24%使用し、特殊な蒸留方法を用いた個性派焼酎。
一体どんな味がするのかな?
■香り■
控えめでほんのり甘酸っぱい香り。
■生■
まろやかで甘みとキレのある爽快な味。
芋の風味はかなり弱め。
■ロック■
強くはないが芋の風味がじわじわと顔を出してくる。
甘みの後は渋みが広がる大人な味。
■水割り■
まろやかでしっとりとした芋の甘みを感じる。
クセが無く飲みやすい。
■お湯割り■
芋の優しい甘みとコクが引き立っている。
一番芋の風味を感じるん飲み方。
◆【 感想 】◆
上品で都会的な芋焼酎といった新しいタイプの味だった。
この焼酎は酒屋の大将の奨めで、同蔵の「LXX(70)」という間接蒸留70%のものと合わせて購入した。
酒屋さんとしては、比較して飲んでほしいとのことだった。
この焼酎のほうが、「不二才」のもろみの割合が多い。
それだけに、どちらかと言えば「不二才」寄りの味だ。
しかし、「不二才」とも「LXX(70)」とも違う中間辺りの味。
個性のある味なだけに好みは分かれそうだ。
どっしりとした芋焼酎が好きな人には好まれない比較的ライトな味。
しかし、芋焼酎をあまり飲まない人には新鮮な味として好まれる可能性は高い。
今回、この「XXIV(24)」と「LXX(70)」を飲み比べたのだが、甲乙付け難い味だった。
それぞれに違った個性がある。
どちらにも共通して言えるのが洋食のほうが合いそうだということ。
強いて言えば、この「XXIV(24)」の方は和食にも合うと感じの味でもある。
汎用性は高さという点では「XXIV(24)」の方に軍配が上がる。
値段は少し「LXX(70)」のほうが高いのだが…。
何とも不思議な感覚の味だ。
こんな味の焼酎もあるのだと知り、焼酎のさらなる可能性を感じた。
でも、焼酎やお酒というのは嗜好品であるなとも改めて思った。
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:〇
水割り:◎
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★
レア度:★★★★
芋度:★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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