THE JAGUAR(ザ ジャガー)Blog#153

芋焼酎:THE JAGUARの画像
芋焼酎:THE JAGUAR

焼酎名:THE JAGUAR(ザ ジャガー)

 度数:27度

原材料:黄金千貫(鹿児島県大隅産)・米麹(ひのひかり)

  麹:黒麹(NKゴールド)

 蒸留:常圧

製造元:太久保酒造株式会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「THE JAGUAR」は鹿児島県志布志市の焼酎。

「脱藩黒蝶統の会」という全国の地酒酒販で構成された会のPB焼酎。

この会は、今までにない新しい形で多くのお酒をプロデュースしている。

この「THE JAGUAR」は太久保酒造と脱藩黒蝶統の会・事務局による完全オリジナル商品。

太久保酒造と地元大学研究機関との共同研究により、新しい芋焼酎を造り上げようと企画されたそうだ。

「脱藩黒蝶統の会」と商品特徴、蔵元について裏ラベルに説明があるので以下に転載。

 

(裏ラベルの説明を転載) 

『脱藩黒蝶統の会(略して、黒あげはの会)』

全国の本格焼酎をこよなく愛す厳選された地酒屋酒販店様で構成され、

革新的な焼酎文化の啓蒙を行うグループの会であります。

会名称の意味…「Dappan(脱藩)」とは、

あらゆる垣根を超え何か新しいビジョン(時代)を成す意思の表れを示し、

「黒」は何にも染まらない公平で自由な色と捉え「アゲハ」は優雅で親しみ易く、

魅了されることから、本会がそのように成していくことを願い名称としています。

 

🦋商品特徴と飲み方

本商品は、三段仕込み(1次仕込み+芋を2回に分ける仕込み)で行っています。

特に、主原料となる芋は土から掘り上げてから一定の熟成期間を設けて使用しています。

これらの手法により、フルーティー且つ植物系の新しい香りが実現できました。

味わいは、従来の芋焼酎とは異なり、常圧蒸留にもかかわらず

淡泊な口当たりながら後追い的に重厚感が口の中を漂う新感覚が体験できる味となります。

 

黒蝶統指定蔵元「太久保酒造株式会社」

明治四十三年創業。

焼酎造りの原点に戻った、こだわりの製法「甕壷仕込み」による本物の芋焼酎を造りたいという思いで

愛情豊かに醸しております。

全作業をコツコツと手作業で行っている為、量を売る事より質を売る事を信条としています。

 

このように書いてある。

どうやら香りに特化した新感覚を目指して造ったようだ。

それにしても、「商品特徴と飲み方」と書いてあるのに、飲み方については触れていない。

いったいどうしろと…。

 

 

■香り■

とてもフルーティで甘い香りがする。

ライチや南国フルーツに似た香り。

少しクセのある香り。

 

ほのかに甘く個性的な青々しい味がする

フルーティな香りが強いが、僅かに芋の味も感じる。

 

ロック

甘みが少し抑えられ渋みを強く感じる。

フルーティな香りと独特の風味は依然として強い。

 

水割り

スッキリした口当たりで、フルーティで飲みやすい。

香りは控えめ。

 

お湯割り

甘い香りのわりに甘みをほとんど感じさせないドライな味。

香り自体は一番芋焼酎らしさがある。

 

■ソーダ割り

ライチのようなフレッシュで爽やかな味わい。

後味に独特の渋みを感じさせる味が残る。

 

 

 

 ◆【感想】◆

個性的でアロマティックな焼酎だった。

ただ単純にフルーティなのではなく、野性的な風味も感じさせる新感覚。

香りに特化して造ったという説明通り、果実を思わせるような印象的で不思議な香り。

味わいも一般的な芋焼酎とは全く別物。

この焼酎は、酒屋の大将さんから「これ珍しいけん飲んでみらんですか?」と言われて買ったものだ。

大将さんのオススメなので、詳しい説明はあえて聞かなかった。

なぜなら「脱藩黒蝶統の会」だから面白い企画なのだろうというのは予想できたからだ。

あえて裏ラベルの説明書きさえも読まずに開栓したもんだから驚いた。

第一印象は「は??なんやこれ??」。

この焼酎を飲む直前に、別銘柄の無濾過芋焼酎を飲んでいたので舌が全く追い付かなかった。

さらに通常の芋焼酎を飲む感覚で飲んだだけに驚きは大きかった

前述したようにフルーティな香りが強いタイプ。

それに加えて、海外製の子供のオモチャに似た香りもするのだ。

トイザらスで時々、フワッと香る独特の感じ匂いに似た。

あの謎の匂いの正体は何だろう?

後日、改めて「THE JAGUAR」を飲み直してみると少し印象が違った。

珍しいタイプの焼酎と分かったうえで飲むと、結構と楽しめる。

生やソーダ割りは悪くないと思う。

料理は和食よりは洋食のほうが合いそうな感じではないかな。

いやはや、斬新な焼酎だな。

 

さあ、この焼酎の感想も終盤に差し掛かってきた。

ブログを書いていて、ふと気付いたことがある。

それは、文章をサッと読み返すと「海外の子供のオモチャ」と書いている文面がある。

なぜか、わざわざ「子供のオモチャ」と書いてしまっているのだ。

普通なら単純に「オモチャ」と書けば良いところを。

恐らく、無意識に「大人のオモチャ」が頭をよぎったものだと思われる。

我ながら恥ずかしい…。

恥ずかしすぎて「脱藩」したいくらいだ。

 

 

脱藩…。

 

だっぱん…。

 

ダッパン‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダッパーン!!

ボヨヨンボヨヨン!!! 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

    生:

  ロック:

  水割り:

 お湯割り:

ソーダ割り:

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★

 レア度:★★★★★

  芋度:★

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長、副会長)

 

 

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コメント: 4
  • #1

    強力ちかもと (月曜日, 17 8月 2020 07:45)

    最後のダッパーンがツボに入ってしまいました。
    昔あったCMのパロディですよね?
    電車の中で笑ってしまって恥ずかしい。
    して、その部分だけ何度も読み返してしまう。笑

  • #2

    会長 (月曜日, 17 8月 2020 15:08)

    >強力ちかもと 様

    コメントありがとうございます。
    そうです。
    30年ほど前のCMをネタにしました。
    分かっていただけて嬉しいです!

  • #3

    枦木園 (金曜日, 09 10月 2020 22:04)

    評価だけ見るつもりだったのにくだらない最後で笑ってしまって悔しい。
    映像まで見えてしまった

  • #4

    会長 (金曜日, 09 10月 2020 22:51)

    >枦木園 様

    コメントありがとうございます。
    くだらないアホなネタを理解してくれて嬉しいです。
    昔のCMはずっと記憶に残るほどのインパクトがあるのが多かったですね。