焼酎名:LXX(ななじゅう)
度数:25度
原材料:黄金千貫(南薩摩産)・米麹(タイ産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造元:有限会社佐多宗二商店
◆【 焼酎について 】◆
「LXX」は鹿児島県南九州市の焼酎。
「晴耕雨読」や「不二才」で知られる佐多宗二商店の数量限定品。
ラベルはパッと見なんて読むのか分からない。
裏ラベルを見ると、焼酎の説明とともに書いてあるので以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
本格焼酎「不二才」と同じもろみを70%の量、間接加熱蒸留したもので構成されている芋焼酎です。
商品名は本格焼酎「70」と呼びます。
LXXは、ローマ数字の70を表します。
このように書いてある。
聞き慣れない「間接加熱蒸留」という聞き慣れないワードが気になったので調べてみた。
どうやら、この「間接加熱蒸留」は、通常の焼酎造りでは使われない蒸留方法だそうだ。
間接加熱蒸留は、グラッパやウイスキー、フルーツブランデーなどと同じ蒸留方法とのこと。
焼酎「不二才」のもろみを70%使用し、特殊な蒸留方法を用いた個性派焼酎。
一体どんな味がするのかな?
■香り■
芋らしくない華やかでスッキリとした香り。
ほのかに甘く、洋酒のような個性的な香り。
■生■
まろやかな口当たりでスーッと入ってくる。
優しい甘みを感じた後に辛みのある味に変わる。
■ロック■
サッパリとした甘みのある華やかな味。
香りも含めて上品さがある。
■水割り■
非常にスッキリとして水のように飲めるライトな味。
■お湯割り■
華やかな香りとほんのり甘みのある味が広がる。
芋焼酎らしくない個性的な味。
◆【 感想 】◆
芋焼酎とは一線画した新しいタイプの味だった。
これは「間接加熱蒸留」というものによるものだろうか?
とにかく芋焼酎というよりは洋酒に近い感じの味。
それゆえに料理なども洋食の方が断然合うと思う。
カジュアルなイタリアンなんかと合わせて飲むと一層美味しいかもしれない。
ラベルも芋焼酎の括りから抜け出したい感が思いっきり出ているしね。
田舎の飲食店より都会の飲食店で活躍するビジュアルだろうな。
新しい年代の層を掴む可能性のある個性的な味だ。
一方で、昔ながらの芋焼酎が好きな人からすれば、コレジャナイ感は否めない。
良くも悪くも、飲み手を選ぶ味かもしれない。
もはや芋焼酎としてより、別の酒として飲んだ方が先入観なく楽しめるのではないかと思う。
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:◎
水割り:◎
お湯割り:〇
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★
レア度:★★★★
芋度:★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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