焼酎名:爆弾ハナタレ(ばくだんはなたれ)
度数:44度
原材料:黄金千貫・米麹
麹:黒麹
蒸留:常圧
製造元:株式会社黒木本店
◆【焼酎について】◆
「爆弾ハナタレ」は宮崎県児湯郡高鍋町の焼酎。
高濃度アルコールの珍しい芋焼酎。
この面白い焼酎名の由来や焼酎について包み紙と箱に説明のラベルが貼ってあったので以下に転載。
(ラベルの説明を転載)
この本格焼酎は、芋焼酎のもろみを蒸留する際に蒸留器から最初に出てくる初留部分の焼酎「初垂れ(ハナタレ)」のみを集めて割水、瓶詰めしたものです。
高濃度アルコールの強烈な個性と、独特の不思議な風味を蒸留酒ならではの醍醐味としてお楽しみいただけましたら幸いです。
このように書かれている。
貴重な初垂れのみを集めた何とも贅沢な焼酎だ。
この焼酎は高濃度アルコールなだけに体調が整っている日に飲みたいと大事に保管していた。
偶然だが、休肝日を3日間も取っていたので開栓には相応しい日だと思う。
ということで、いざ開栓。
■香り■
強烈なアルコール臭と個性的な香りがする。
例えが悪いが、接着剤に似た独特の香りでもある。
■生■
強いアルコールの刺激を感じ、しばらくすると何とも言えない風味が出てくる。
芋焼酎なのに芋感のない不思議な味。
■ロック■
芋らしくない、ほんのり甘くサッパリした果実のような味。
独特の接着剤のような香りが抑えられ、爽やかな香りに変わった。
■水割り■
水割りにしてやっと芋の風味が出てきた。
割り方にもよるだろうが、個性的で甘く爽やかな味する。
■お湯割り■
舌にビリビリくる刺激的な味。
芋のような風味はあるが、一般的な芋焼酎とは全く別物。
開栓時に嗅いだ個性的な強い香りが協調されるので好みが分かれると思う。
■パーシャルショット■
アルコール感が少し和らいで、爽やかさと甘味を感じて美味しい。
高濃度アルコールによる刺激的な辛さはある。
◆【感想】◆
焼酎名、アルコール度数、初垂れで造られたということなどの個性が爆発、まさに「爆弾ハナタレ」だった。
芋焼酎なのに芋焼酎感はあまりない。
むしろ別の酒と思えるほど、強烈で個性的な味。
「爆弾ハナタレ」のことを知らず、情報もなく飲めば芋焼酎とは思わないだろう。
しかし、味も香りも個性的なので様々な飲み方で楽しめた。
特に美味しかったのは瓶ごと冷凍庫で冷やしたパーシャルショット。
アルコール度数が高いので凍ることはなく、トロリとして締まった味が美味しかった。
そして、クセはあるがロックや水割りも負けじと個性的な味わいで面白かった。
しかし、ワシ的にはお湯割りだけは好みではなかった。
好きな人は好きなのだろうが、かなりクセがある。
…ワシには刺激が強すぎた。
まるで天空の城ラピュタで飛行石の原石を見たポムじいさんのような感じになってしまった。
お恥ずかしい限りである。
それにしても、この焼酎のウリである「初垂れ」。
初垂れ自体は、今でこそ市場に出回っているが昔はあまり市場に出回っていなかったそうだ。
なんでも、蔵人さんたちの密かな楽しみとして飲まれていたのだとか。
そりゃそうでしょうね、取れる量の少ない稀少な部分ですもん。
牛肉で言うならシャトーブリアン的なポジションなのかもしれないな。
いやはや、アルコール度数からしてもホントに珍しいタイプの焼酎だった。
飲み方次第での七変化がなかなか面白い。
ただアルコール度数が高いので、飲みすぎ注意。
そんなワシもそろそろ酔ってきた。
急激な酔いの回り方がストロングゼロに近い感じだ。
このPCのタイピングすることさえも面倒になってきた。
最後に「爆弾ハナタレ」をプレゼントしてくれた鉄肝会のメンバーに感謝したい。
ありがとう。
さぁ、酔った勢いで深夜徘徊しよう。
ではまた。
【オススメの飲み方 】
生:○
ロック:○
水割り:◎
お湯割り:△
パーシャルショット:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★
レア度:★★★★
芋度:★☆
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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