焼酎名:赤霧島(あかきりしま)
度数:25度
原材料:ムラサキマサリ・米麹
麹:白麹
蒸留:常圧
製造元:霧島酒造株式会社
◆【焼酎について】◆
「赤霧島」は宮崎県都城市の焼酎。
黒霧島で有名な霧島酒造の「霧島シリーズ」の1つ。
赤霧島が発売されたのは、焼酎ブームだった2003年のこと。
原料の「ムラサキマサリ」の生産量が少ない事に加えて、出荷時期が春と秋のみだった。
そのため、当時はプチプレミア価格で販売されたりもしていた。
今はブームが落ち着いたのか、生産量が増えたのかどこでも見かけるようになった。
まるであの頃の品薄がウソのように感じるほどに。
しかし、捉え方によってはありがたい事とさえ思える。
そんな、赤霧島の裏ラベルにしっかりと説明があるので以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
幻の紫芋
宮崎県都城市にある九州沖縄農業研究センターで最も優秀な紫芋として開発された新品種、ムラサキマサリ。
霧島酒造はムラサキマサリこそ、まさに厳選された紫芋であることを見出しました。
百花爛漫
本格芋焼酎「赤霧島」に使う芋は、ムラサキマサリ100%。
これまでにない華やかで彩のある甘みと香りはまるで花が咲き乱れる様子を思わせる味わいです。
その証としてラベルに「百花爛漫」の一字を刻印しました。
自然が育む天然色素
ムラサキマサリの紫はポリフェノールの一種。
その紫色素は酸性に移行すると赤くなります。
このポリフェノールの紫と麹のクエン酸の出会いが作る醪の赤。
それこそ「赤霧島」のシンボルの赤なのです。
このように書かれている。
霧島酒造さんらしい説明で分かりやすい。
さぁ、今宵は赤系の焼酎を楽しみましょうかね。
■香り■
華やかで爽やかな上品な香り。
■生■
優しい甘みがあるが、後味に渋みがある。
■ロック■
華やかでスッキリとした甘みのある味。
芋臭さがないので飲みやすい。
■水割り■
程よい甘さとサッパリしたバランスの良い後味。
少し濃いめの水割りのほうが風味豊かで美味しい。
■お湯割り■
酸味と渋みが出てくる。
お湯割りの味は好みによると思う。
◆【感想】◆
華やかな香りと甘みが特徴的な焼酎だった。
やはり紫芋が原料だけに、一般的に多い黄金千貫を使用した芋焼酎とは違った味だ。
とは言うものの「ムラサキマサリ」は黄金千貫のDNAも引き継ぎながら生まれた品種でもある。
ラベルにもあるように数々の品種改良をする中で辿り着いた新品種。
そりゃ、味わいも新しいものが生まれますよね。
飲み方によってはワインのような独特の渋みを感じる味でもある。
ちなみに赤霧島のキャッチフレーズは「みやびにするっと」。
黒霧島が「トロッと、キリッと」で大ヒットしたので、他の霧島シリーズの同じ波に乗せたのだろう。
たしかに華やかな香りから「雅」ってのは分かる。
しかし、「するっと」はよく分からない。
いっそのこと「するっと」を「スロット」に変えてみてはどうだろうか?
いや、これでは意味が分からないな。
思い切って「みやび」のところを「ミリオン」に変えて「ミリオンスロット」にしてはどうだろうか?
「ミリオーンスロット!!」。
何故か懐かしさを感じる言葉だ。
どこかで聞いたような…。
でも、こんなキャッチフレーズじゃ商品は売れないか…。
霧島酒造さんだって遊びではなく商売だもの。
そうそう、商売、商売…。
……。
「クイズ世界はshow by ショーバイ!!」
これだ!!
オラオラァー横取り40萬!!
逸見さーん!!
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:◎
水割り:◎
お湯割り:△
【総合評価】星5段階評価
評価:★★☆
レア度:★☆
芋度:★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
コメントをお書きください