S.S.S(すりーえす)Blog#122

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芋焼酎:S.S.S

焼酎名:S.S.S(すりーえす)

 度数:12度

原材料:甘藷(ダイチノユメ・黄金千貫)・米麹(国産米)

  麹:黒麹

 蒸留:常圧

製造元:有限会社渡邊酒造場

 

 

◆【焼酎について】◆

「S.S.S」は宮崎県宮崎市の焼酎。

渡邊酒造場は大正3年に創業の100年以上の歴史のある家族経営の蔵。

小規模の蔵ながら、旨い焼酎を作っている。

「萬年」などで知られるこの蔵が新しいスタイルの焼酎を造っている。

コンセプトは「食に寄り添う至高の食中酒」。

アルコール度数は「12度」とかなり低め。

焼酎の裏ラベルにも、少し説明が書いてあるので転載してみよう。

 

(裏ラベルの説明を転載) 

いつの日も食に寄り添う至高の食中酒を目指して

食欲を掻き立てるスパイシーな香り、口に広がる心地よい甘み、そしてやわらかく爽やかな後味。

3つの「S」がこのお酒のテーマです。

 

開栓後は冷蔵庫で保存し、できるだけ早くお飲みください。

 

このように書いてある。

一般的な芋焼酎とは違う感覚で飲んで貰いたいというのが分かる。

そして、控えめな文字で「開栓後は冷蔵庫で~」というのも珍しい。

低アルコールなので傷みやすいのだろうか。

まぁ、つべこべ言わずに飲んでみよう。

 

 

■香り

香ばしくスパイシーな芋の香り。

常圧蒸留の麦焼酎にも似た香り。

 

まろやかで甘みを感じ、後味は香ばしく少し辛口。(常温)

ほんのり甘く香ばしいが、後味はカーッとくる爽やかな辛さがある。(冷蔵)

 

ロック

やわらかな飲み口だが、予想以上に風味を強く感じる。

ほんのり甘く香ばしい黒麹由来の味。

 

■燗■

甘酸っぱい香りとピリッと辛口。

思いのほか濃厚で芋の風味のしっかりした味。

これは味の好みが分かれそう。

 

水割り

とてもスッキリした味だが物足りない。

もともとアルコール度数が低いので仕方ないか。

 

お湯割り

ほんのり風味は感じるが薄い。

何とも言えない、もどかしい物足りなさ。

 

 

◆【感想】◆ 

低アルコールなだけに非常に飲みやすい焼酎だった。

飲み方次第では表情の変わるタイプでもある。

表のラベルにもあるようにS.S.S(スリーエス)とは以下の「S」を指している。

Spicy.(辛い)

Sweet.(甘い)

Smooth(なめらか)

確かにこの3つの要素はしっかり感じることが出来た。

この焼酎を購入した際に、お店の方にオススメの飲み方を訪ねたところ、こう答えられた。

店員さん「僕のオススメはワインのように瓶ごと冷やしたストレートです!」だった。

なお、割るという飲み方は「オススメ出来ない」とも言っていた。

彼を信じてワシは帰宅後、半分を常温、残りを瓶ごと冷やして眠りについた。

そして、本日、満を持してテイスティング。

店員さんのオススメの「瓶ごと冷やしたもの」と、オススメ出来ない「割る系」の飲み方も試してみることにした。

なるほど、確かに瓶ごと冷やしたのは美味しい。

お燗すると甘酸っぱさを感じた。

メッチャ日本語だが、Suppai(すっぱい)も加えて欲しいものだ。

蔵が目指したように、この低アルコール度数は食中酒としては良いかと思う。

味は全く異なるが、以前ブログでも紹介した芋焼酎「」とイメージが重なる。

最近、宮崎県では低アルコールの芋焼酎が流行っているのだろうか?

 

 

【オススメの飲み方 】

   生:(※瓶ごと冷やすと美味しい)

 ロック:

   燗:

 水割り:

お湯割り:

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★

 レア度:★★★★☆

  芋度:★★

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)