焼酎名:熟柿(じゅくし)
度数:25度
原材料:黄金千貫(鹿児島県産)・米麹(国産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造元:農業法人 八千代伝酒造株式会社
◆【焼酎について】◆
「熟柿」は鹿児島県垂水市の芋焼酎。
鹿児島県産の黄金千貫を原料に白麹で醸された年に1度、秋に出荷される限定焼酎。
この熟柿は前年に仕込んだ焼酎の中から、特に出来が良かったものを杜氏が厳選。
さらにもう1年かめ壷で寝かすことで熟成した味に仕上げている。
この焼酎のラベルにも八千代伝酒造さん特有の物語的なものが書いてあるので以下に転載。
(ラベルの物語的なものを転載)
八千代伝 熟柿 総かめつぼ仕込み
夕焼け、小焼けで日が暮れて、隊列組んで家路についた、田んぼのあぜ道、赤とんぼ
黄金色の稲穂・鈴なりの柿の木・色づく里山。
深まりゆく秋の、昭和の原風景が、ここにある。
柿の木には、今にもポトリと落ちてきそうな「熟柿」が数個。
天高く 古里の野に 柿熟す
「この柿の色の味がする焼酎をつくりたいな。」まるで有田焼の柿右衛門のような、先代社長の一人言。
その思いは叶うのです。
「熟成の時を刻み、一年の集大成として、「熟柿」を蔵出しする…。」
蔵人たちの思いはひとつ。うまい焼酎を造ること。(蔵人憲章・第5条)
農業法人八千代伝酒造株式会社
このようにラベルに書かれている。
相変わらず、飲むだけでなく、読むことでも楽しめる焼酎を造っている。
さぁ、肝心のお味は如何なものでしょうかね。
■香り■
穏やかで落ち着きのある甘い香り。
■生■
まろやかで程よい甘みと旨みのある味。
後味にやや辛さと苦味がある。
■ロック■
引き締まった甘みとじんわりとコクが広がる味。
やや苦味があるが良いアクセントになっている。
■水割り■
ほんのり甘くスッキリとしたクリアな味。
後味にやや苦味がある。
■お湯割り■
甘みと旨みが増して芋のコクが引き立った味。
後味は比較的スッキリしている。
◆【感想】◆
程よい甘みと旨みがある上品な味わいの焼酎だった。
あまり芋臭さはないので、芋焼酎初心者の方でも入りやすい味ではないかと思う。
ワシとしてはお湯割りが特に美味しかった。
お湯割りは甘みと旨みが増して芋のコクが引き立った味わいが楽しめた。
イメージ的には垂れ落ちそうなほど柔らかい熟柿というより、食べ頃の柿といった感じの味ではないかな?
そもそも、柿自体が案外好みが分かれる果物だと思う。
ワシ自身は、柿は好きで子どもの頃からよく食べていた。
特に熟れてドロドロになった柿を「ジュクジュク柿」と呼んで好んで食べていた。
都合良く、実家の裏の住人が柿農家をしていたのでいつも激安で売ってくれていた。
今でも熟した柿が好きで毎年のようにを食べている。
年を重ねた今では、柿だけじゃなく熟した女性も素敵だと思うようになった。
秋の味覚かぁ…。
柿だけじゃなく栗(クリ)もいいなぁ。
そりゃ松茸も元気よく育つわな。
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:〇
水割り:〇
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★☆
レア度:★★★★
芋度:★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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