焼酎名:伊佐大泉(いさだいせん)
度数:25度
原材料:白豊・黄金千貫・米麹(タイ産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造元:大山酒造合名会社
◆【焼酎について】◆
「伊佐大泉」は鹿児島県伊佐市の焼酎。
製造元の大山酒造さんは、この伊佐大泉一銘柄のみの焼酎造りにこだわっている。
鹿児島県産の白豊をベースに黄金千貫を混ぜて、白麹で仕込まれている。
「麹」にも、こだわっていて、麹室で麹蓋を用いた昔ながらの手法で丁寧に麹が作られている。
また、芋の割合を通常より多く使用し、芋の風味を引き出すように造られている。
2017年のJAL日本の國酒「九州本格焼酎応援プロジェクト」では、鹿児島県芋焼酎の部でグランプリ賞受賞。
なんとも侮れない焼酎だ。
大山酒造さんに見学に行ったことだし、心して飲んでみよう。
■香り■
芋らしい上品で透明感のある香り。
■生■
素材の旨みが充分に活きたコクのある味。
■ロック■
端麗でスッキリとしたクセのない甘みのある味。
■水割り■
とてもスッキリして、上品で優しい味。
■お湯割り■
芋の香りと旨みが引き出され、風味豊かな味。
◆【感想】◆
どの飲み方でもバランスの取れた味の焼酎だった。
白麹仕込みの芋焼酎といった本格派の1本。
価格もお手頃で1000円程度で購入出来る。
この価格で、この味なら非常に満足感がある。
伊佐大泉については、実際に大山酒造さんへ見学に行って細かい製造工程や麹まで見せて戴いた焼酎だ。
小さな蔵だったが、逞しい男たちが汗まみれになりながら一生懸命に頑張っていた。
見学時に案内してくれた方が、焼酎は「水」が全てだと語っていた。
そして、この伊佐地方は水が非常に美味しいと言う。
実際に水を飲ませて戴いたのだが、確かに美味しい。
水道の蛇口からジャーッと出しただけの水(地下水)なのに!
飲ませて戴いた際のコップは、蔵のお兄さんが日常使っている臭そうなマグカップなのに!
つまり、これは間違いなく美味しい水なのだ!
そりゃ、焼酎も美味しくなるワケだ。
蔵の方々もホントに気さくで親切だった。
伊佐大泉は大手酒造の焼酎と比べると一般的知名度は、いまひとつかもしれない。
しかし、実際に飲んでみると分かるが、もっと評価されるべき焼酎だと思う。
焼酎のラベルさえも蔵の男たちが、一つ一つ手貼りしていた。
全てが手作業で行われている努力の蔵なのだ。
そりゃ、汗もかくわ!
【オススメの飲み方 】
生:◎
ロック:〇
水割り:〇
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★★
レア度:★★★
芋度:★★★☆
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長、副会長)
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副会長 (月曜日, 07 10月 2019 09:48)
ちょいちょい失礼