陶眠利八（とうみんりはち）Blog＃98

焼酎名：陶眠利八（とうみんりはち）

　度数：25度

原材料：黄金千貫・米麹（国産米）

　　麹：黒麹

　蒸留：常圧

製造元：吉永酒造有限会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「陶眠利八」は鹿児島県指宿市の焼酎。

創業は明治38年という歴史のある小さな蔵で造られている。

この蔵の代表銘柄「利八」の黒麹版＋特別版といった商品。

特約店限定で販売されているので、ちょっとレアな１本。

最大の特徴は、この蔵で100年以上前から使用されている甕壺でじっくりと熟成させて造られていること。

ラベルは和紙で作られており、さらに漢字でシリアルナンバーと製造年の干支が記されている。

ちなみに今回のシリアルナンバーは「百六拾五」、製造年の干支は「酉」。

代表銘柄「利八」は、かなり美味いかったので期待してしまう。

さあさあ、とにかく飲んでみよう！

 

 

■香り■

甘く香ばしい奥深い香り。

 

■生■

甘みとコクのある奥行きのある味。

後味に刺激のある辛さがある。

 

■ロック■

まろやかで甘く香ばしい深みのある味。

 

■水割り■

優しい甘みと程よいコクのある味。

割り負けない芯のある味わい。

 

■お湯割り■

芋の甘みと旨味が一層引き立った熟成感のある味。

どこかフルーティで華やかさもある。 

 

 

 ◆【感想】◆

黒麹のコクと旨みのある奥深い味わいの焼酎だった。

やはり昔ながらの甕壺で仕込むことで良い具合に熟成した味わいに仕上がっていた。

ワシとしては水割りとお湯割りが特に美味しかった。

水割りは優しい甘みと程よいコクのある味わいが楽しめた。

お湯割りは芋の甘みと旨味が一層引き立った熟成感のある味わいが楽しめた。

やはり、蒸留酒は寝かせることで味に深みが出るものだな。

だが、覚醒する焼酎とそうでもない焼酎があるみたいだ。

この「陶眠利八」は間違いなく覚醒したタイプ。

きっと、いい具合に甕の中で眠り続けていたのだろうな！

 

ちなみに、この蔵には以前見学に行ったことがある。

小さな蔵だったが、蔵の中は雰囲気があって素敵だった。

大量生産は出来ないが、しっかり目の行き届く環境で造られていたのをよく覚えている。

「利八」シリーズは好きな銘柄なので、そのうち別の銘柄も購入したいと思う。 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：〇

　ロック：〇

　水割り：◎

お湯割り：◎

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★★

　レア度：★★★★

　　芋度：★★★☆

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長、T・坂本、K・渋田)