焼酎名:黒麹旭萬年(くろこうじあさひまんねん)
度数:25度
原材料:黄金千貫・米麹(国産米)
麹:黒麹
蒸留:常圧
製造元:有限会社渡邊酒造場
◆【焼酎について】◆
「黒麹旭萬年」は宮崎県宮崎市の焼酎。
渡邊酒造場は大正3年に創業し、100年以上の歴史のある家族経営の蔵だ。
小規模の蔵ながら、知る人ぞ知る旨い焼酎を作っている。
もう一つの銘柄「白麹旭萬年」と対をなす「黒麹旭萬年」。
この焼酎の裏ラベルにも、こだわりが書いてあるので転載してみよう。
(裏ラベルの説明を転載)
地元を代表する地焼酎であるために
1.地採れの原料と水だけで仕込む
2.この地に生息する様々な微生物を醪に取り込む
3.この地の気候に逆らわず発行を見守る
限りなく、この地の環境に依存することで、
ここでしか、私たちに醸せない地焼酎が生まれます。
醪の声を聴き、風土で醸す
黒麹旭萬年は、その年の気候を色濃く反映した造りをしているため、ブレンドすることなく、
その年ごとに貯蔵しております。
ラベルに刻印しております蒸留年月ごとに、その一年を象徴する味わいがお愉しみいただけます。
このように書いてある。
「白麹旭萬年」との違いは、単に麹の違いだけではなく、貯蔵法なども違うようだ。
ついでにラベルの刻印も記載しておこう。
DISTILLED OCT.2012
BOTTLED 05DEC.2016
「白麹旭萬年」と同様に瓶詰めした年月が書いてある。
こちらも数年寝かして瓶詰されたようだ。
白麹と比べて、どれほど味わいが違うか飲んでみよう。
■香り■
ふわりと甘く、少し主張のある芋の香り。
■生■
まろやかな口当たりだが、キレのあるやや辛口。
■ロック■
黒麹の逞しく主張のあるコクと香ばしい味がする。
■水割り■
黒麹のコクと香ばしさは、しっかり残っている。
爽快でキレのある味。
■お湯割り■
香り、甘み、コクが一層引き立った味わい。
少しだけ独特の酸味のような味が加わった。
◆【感想】◆
「白麹旭萬年」と対をなすとは言え、想像以上に濃厚で香ばしい味わいだった。
こういう麹違いの飲み比べも悪くないなと思わせる銘柄だな。
ちなみに銘柄の「萬年」の由来が渡邊酒造場さんのHPにあったので記しておこうかな。
(HPより)
日本の古い諺に「鶴は千年、亀は万年」というものがあります。
これは紀元前130年頃の中国の百科全書『淮南子(えなんじ)-説林訓』にみえる記述
「鶴寿千歳」が元となったもので、鶴は千年亀は万年と言われる長寿にあやかり祝う言葉から名付けました。
想像はしていたが、縁起の良い意味合いで名付けられたようだ。
縁起を担いだような銘柄のお酒は多いので、場合によっては祝い事にも使いやすい。
この焼酎も「白麹旭萬年」と同様に宮崎市田野町で農業をしている親友にお土産で貰ったものだ。
「白麹旭萬年」と「黒麹旭萬年」を持ってきてくれるとは気が利いてるね。
さてと、銘柄の由来の「亀は万年」っていい言葉だな。
ワシも亀は好きで、股間に一匹飼っている。
暗く湿ったところが好きで「穴」があったら入りたがる困った亀だ。
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:〇
水割り:◎
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★☆
レア度:★★★☆
芋度:★★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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