Harvester収穫する者達 八千代伝(黒)(はーべすたーしゅうかくするものたち やちよでんくろ)Blog#82

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芋焼酎:Harvester収穫する者達 八千代伝(黒)

焼酎名:Harvester収穫する者達 八千代伝(黒)(はーべすたーしゅうかくするものたち やちよでんくろ)

 度数:25度

原材料:黄金千貫・米麹(国産米)

  麹:黒麹

 蒸留:常圧

製造元:八千代伝酒造会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「Harvester収穫する者達 八千代伝(黒)」は鹿児島県垂水市の焼酎。

八千代伝酒造さんの特約店限定で季節限定品。

以前は「仕込み一発目焼酎 八千代伝赤箔ラベル」という名で販売されていたが、リニューアルした。

特徴としては、原料の黄金千貫を当日収穫・当日仕込み分で造られた新焼酎ということ。

ろ過はビン詰め前日の酒質を見て、甘みが1番のる状態を目指し、無濾過か弱濾過で仕上げているそうだ。

この新焼酎への蔵の方の熱い思いが裏ラベルに記載されているので、転載してみよう。

 

(裏ラベルの説明を転載) 

2018新焼酎 Harvester収穫する者達

八千代伝(黒) 2018年8月26日~31日 当日収穫・当日仕込み分

2018年の新焼酎八千代伝(黒)を「Harvester収穫する者達」として蔵出します。

収穫から仕込みまでのロスタイムによっても、サツマイモの品質は大きく左右されると気付きました。

雨天を除き、自社栽培芋に対して、すべて当日収穫・当日仕込みを始めています(2018年現在の自社栽培比率9割)。

1月の苗栽培から始まり、やっと新焼酎ができました。

私たちにとっては中間の折り返し地点です。 

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農業と醸造を完全並行させるために、5年掛けて様々な社内改革を行ってきました。

かめ壺造りはそのままに、全ての作業動線を見直し改良、手作業ビン詰め自動ライン化しました。

改良設計図は自分で描き、無駄な外部コストは使わないようにしました。

畑も同様、少人数で無理なく作業できる方法を独自構築しました。

その結果、当日収穫・当日仕込みが実現となり感慨深い新酒の蔵出しです。  四代目 八木健太郎

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このように書いてある。

さぁ、このフレッシュ極まりない焼酎を製造から半年経過した2019年2月に飲んでみよう。

 

 

■香り

甘い芋の香りと不思議な油っぽい香りがする。

 

口に含んでから時間差で芋の香ばしさと甘さが広がる。

濃厚な旨味がしっかりと詰まっている。

 

ロック

一瞬で甘みが広がり、その後香ばしさに包まれる。

ロックでも飲みやすい。

 

水割り

甘み、旨みがしっかりしている。

水割りにしては輪郭のハッキリした味。

 

お湯割り

ほどよい甘みと旨味と香ばしさ。

舌には残る余韻は長い。

少し温度の低いお湯のほうが美味しく感じた。

 

 

◆【感想】◆ 

この焼酎の白麹版と同様に、新焼酎にしては荒々しさがなく、どちらかと言えば優しい味だった。

ただ、白麹版よりは力強くパンチの効いた味だった。

甘みという点では、「黒麹版」のほうがインパクトのある強さがある。

こんな粋でパワフルなのに優しい焼酎は、八千代伝酒造さんらしいなと思った。

ちなみにラベルのデザインは、軍手で畑の土を握り、収穫の躍動感を表現しているそうだ。

焼酎名やデザインなども含めて、一段と現代的でオシャレな感じに変わってきた。

芋の栽培から焼酎造りにも手を抜かない、蔵の方々の姿勢が味にも現れているのだと思う。

八千代伝酒造さんの焼酎からは、今後も目が離せない。

と言いつつ、目を離したりもするぜ! 


 

 

【オススメの飲み方 】

   生:

 ロック:

 水割り:

お湯割り:    

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★☆

 レア度:★★★★

  芋度:★★★★

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)