川越（かわごえ）Blog＃73

焼酎名：川越（かわごえ）

　度数：25度

原材料：黄金千貫・米麹（タイ産米）・米

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造元：株式会社川越酒造場

 

 

◆【焼酎について】◆

「川越」は宮崎県東諸県郡国富町の焼酎。

川越酒造場さんは、江戸時代末期から続く歴史ある酒蔵。

この限定品「川越」は、川越酒造場の知名度を一躍全国区に高めた焼酎。

原料にこだわり、朝掘りの新鮮な黄金千貫が使用されている。

米麹には、焼酎造りに適しているタイ米を使用。

そして、他の芋焼酎と違うのが米焼酎をブレンドしていること。

このブレンドが功を奏し、人気の焼酎となった。

ラベルには、若山牧水という歌人の詩の紹介と蔵の気持ちが書かれているので転載しよう。

 

（ラベルの詩と蔵の気持ちを転載）

 

「白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」

酔えば結構というのではなく、飲むほどに酔う程に生きる幸せ、

一日の疲れを癒せる酒類を、しみじみとお飲みいただきたい…

ただそれだけです。

 

このように書いてある。

家族経営の小さな蔵で丁寧に造る焼酎には、深い想いも詰まっているようだ。

さあ、この深い想いを味わってみよう。

 

 

■香り■

芋の香りはするが、スッキリとした爽やかな香りがする。

 

■生■

繊細で優しい甘みがある。

後半は、程良い辛口に変わる。

 

■ロック■

芋の風味が抑えられ、スッキリして甘みと旨味がある。

程良い辛さもあり、調和のとれた味わい。

まろやかで、通常の芋焼酎とは違い華やかさがある。

 

■水割り■

まろやかで甘さと旨味をしっかり残している。

アルコール感は、ほとんど無い。

水割りにすると、少し米焼酎の味が顔を出したように感じる。

 

■お湯割り■

ふわりと芋の香りが引き立っている。

柔らかな飲み口で、非常に優しくスッキリしたした甘さが特徴的。 

 

 

 ◆【感想】◆

まろやかで華やかさのある焼酎だった。

芋焼酎と米焼酎の絶妙なブレンドが織り成す、独自の味わいを造り出していた。

そして、原料や焼酎の説明ではなく、蔵元の気持ちを書いたラベルに何だか胸を打たれた。

そんな蔵元の気持ち通りなのか、今夜は孤独に飲んでいる。

一人しみじみと…。

そして、飲み過ぎて疲れた肝臓には、しみじみ……

…いや、しじみ…。

しじみと言えばオルニチン。

ワシの股間にはオチ〇チン。

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：◎

　ロック：◎

　水割り：〇

お湯割り：◎ 

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★☆

　レア度：★★★★

　　芋度：★★

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)