焼酎名:黒霧島EX(くろきりしまいーえっくす)
度数:25度
原材料:黄金千貫・米麹(国産米)
麹:黒麹
蒸留:常圧
製造元:霧島酒造株式会社
◆【焼酎について】◆
「黒霧島EX」は宮崎県都城市の焼酎。
「黒霧島」が1998年に初登場してから、早20年。
今年は「黒霧島」が発売されてから20年の節目の年。
2018年9月6日に新商品「黒霧島EX」は発売された。
この新しい焼酎について、霧島酒造HPから説明文を一部転載してみよう。
(HPの説明を転載)
人類が最も美味しく感じるとされる黄金比(1:1.618)。
この黄金比を無数に宿すのが、黒霧島EXのシンボルである五角形(ペンタゴン)です。
ラベルに描いた黄金の五角形の外側には、二代目社長が追い求めた霧島焼酎の味わい
「あまみ・うまみ・まるみ」と、黒霧島の味わい「トロッと・キリッと」という、5つの特徴を刻みました。
この5つの要素を最大限に引き出すことで、黄金比の美味しさ
“ デリシャス・ペンタゴン”が形づくられます。
このように書いてある。
何だか理解するのが面倒なので、とりあえず飲んで確かめてみよう。
■香り■
優しく甘い芳醇な香りがする。
■生■
舌先で甘みを感じ、舌の奥で苦みを感じる。
嘘か誠か、昔からよく聞く「味覚帯」が見事にそれを感じている。
旨味もしっかりしており、程良いクセがある。
■ロック■
甘さと香ばしさ、加えて少しほろ苦さがある。
口当たりは絶妙なまろやかさ。
ロックなのにアルコールの刺々しさが非常に少ない。
■水割り■
ほのかな甘さから始まり、後半は舌の奥で苦み、渋みのようなものを感じる。
通常の黒霧島でも似たような感覚はある。
しかし、味わいはこちらのほうが少し濃い感じがする。
■お湯割り■
甘みと辛みのバランスが良い。
どこか焦げたような、ほろ苦い風味があるので、好き嫌いが分かれそう。
◆【感想】◆
今や全国レベルで芋焼酎の定番の1つとも言える黒霧島。
新発売された、この黒霧島EXとの違いで特に感じたのは「まろやかさ」と「濃厚な旨味」。
そのため、黒霧島の上位互換品に位置すると考えられる。
それ故に価格が高めなのかと言うと、僅かな差がある程度。
これは大手酒造ならではの力なのか?
さすが焼酎メーカー売り上げランキング1位の霧島酒造だ。(※2017年現在)
今後はきっと抜群の販売力で一気に全国に普及するだろう。
かつて、ワシを芋焼酎好きに引き込んだ酒造は、20年近く経った今も新たな喜びを与えてくれる。
それも、相変わらず庶民的な価格で。
…「希少な焼酎=美味しい」…。
必ずしもそうではないと思う。
誰にでも容易に入手出来て、安くて美味しい。
これが庶民である我々の酒を楽しむ極意であり、醍醐味だと再度気付かせてくれる。
最後にちょっと面白いと思った、霧島酒造の黒霧島EXのブランドサイトをご紹介。
「黒霧島」と「黒霧島EX」の味を比較した五角形…。(※リンク先の真ん中辺り)
五角形について熱く語ったわりに…
レーダーチャートの「トロッと」の所…
ちょっと歪なペンタゴンやん!
【オススメの飲み方 】
生:◎
ロック:◎
水割り:〇
お湯割り:〇
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★
レア度:★
芋度:★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
コメントをお書きください