天狗櫻 南果(てんぐざくら なんか)Blog#63

芋焼酎・天狗櫻 南果の画像
芋焼酎・天狗櫻 南果

焼酎名:天狗櫻 南果(てんぐざくらなんか)

 度数:25度

原材料:ハヤトイモ・米麹

  麹:黄麹・黒麹

 蒸留:常圧

製造元:有限会社白石酒造

 備考:2016年・2017年製ブレンド

 

 

◆【焼酎について】◆

「天狗櫻 南果」は鹿児島県いちき串木野市の焼酎。

白石酒造の代表銘柄・天狗櫻の「試験醸造品」。

そのため、流通量としては非常に製造数が少ない。

主な特徴としては、無肥料で育てた地元産ハヤトイモを1ヶ月ほど貯蔵、完熟させてから使用していること。

そして、2016年製と2017年製の焼酎をブレンドして作られていることだ。

ブレンドされた2つの焼酎に共通していることは、「南国の果実の風味」を目指して製造したということ。

2016年製と2017年製の焼酎の違いについては裏面のラベルに明記されている。

それぞれの焼酎の特徴については以下のように書いてある。

 

2016年製は黄麹で仕込みました。

もろみ発酵時に発生した乳酸菌由来のヨーグルトのような風味が特徴です。

 

●2017年製は黒麹で仕込みました。

フレッシュな味わいと黒麹由来の華やかな風味が特徴です。

 

この麹の違う2種類の焼酎がブレンドされ、新しい味を生み出している。

ブレンド比率は、2016年製(黄麹):2017年製(黒麹)= 4:6 とのこと。

やや黒麹の割合が高くなっている。

さぁ、白石酒造さんの「試験醸造品」の味は如何に。

 

 

■香り

芳醇で主張のある甘い香りがする。

芋らしさが強調されている。

 

濃厚な旨味と甘味がある。

甘さの後にピリッとした辛みを感じる。

 

ロック

華やかで濃厚なコクと甘みがある。

押しの強さと程よいキレがある。

 

水割り

柔らかな甘さながら、芋の濃厚なコクはしっかりと残している。

爽やかな飲み口で飲み飽きしない。

 

お湯割り

どっしりとした芋のコクを感じ、焦げたような独特の風味がする。

甘さと辛さのバランスがとても良い。

 

 

◆【感想】◆ 

手書きのラベルからは想像出来ないほど、完成度の高い旨さだった。

レギュラー酒の「天狗櫻」特有の芋臭さに華やかさが加わったような味わい。

「南国の果実の風味」はそれほど感じなかったが、とにかく芋の旨味が強調された逸品。

濃厚な味わいなので、芋焼酎慣れした方にはオススメしたい1本。

「試験醸造品」で、製造数は少ないが入手出来たら買って損はないと思う。

ただ、試験醸造故に違う時期に購入するとブレンド比率などが変わる可能性がある。

それはそれで、また別の新しい味に出逢えるとは思う。

個人的には、今後、この「天狗櫻 南果」が正式に商品化されることを期待したい。

最後に私事だが、飲んでるうちに自分自身が「天狗櫻 南果」であることに気付いてしまった。

どういう事かと言うと、この焼酎の旨さにワシの股間の「天狗」が興奮して桜のような薄紅色になっていた。

そして、天狗の鼻の「南」の方では、たわわに実った「2つの果実」。

そう。これはまさに天狗櫻 南果」。

ワシと相性がいいわけだ。 


 

 

【オススメの飲み方 】

   生:

 ロック:

 水割り: 

お湯割り:

 

【総合評価】星5段階評価

  評価:★★★★☆

 レア度:★★★★

  芋度:★★★★

(※★1点、☆0.5点)

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人:会長)

 

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    ron (水曜日, 22 7月 2020 13:16)

    最後笑いましたw

  • #2

    会長 (木曜日, 23 7月 2020 13:27)

    >ron 様

    コメントありがとうございます。
    照れてまた興奮しそうですw
    この手のネタがお好みでしたらblog#111「なかむら」に超大作がありますので、お暇な時にでもご覧ください!