野海棠（のかいどう）Blog＃58

焼酎名：野海棠（のかいどう）

　度数：25度

原材料：さつま芋・米麹（国産米）

　　麹：黒麹、白麹

　蒸留：常圧

製造元：株式会社祁答院蒸留所

 

 

◆【焼酎について】◆

「野海棠」は鹿児島県薩摩川内市の焼酎。

限定流通のこだわり焼酎だ。

１つ目のこだわりは蔵人総出で作業する「手作り麹」。

徹底して温度管理された、手作り麹室で手間隙かけて作られている。

２つ目のこだわりは「木槽仕込み」。

３つ目は希少で寿命の短い「木樽蒸留器」を使用。

この３つの特徴を持った製法は日本で唯一だそうだ。

この「野海棠」と「別撰 野海棠」との違いは「蒸留器」にある。

「野海棠」に「木樽蒸留器」が使用されているのに対して、

「別撰 野海棠」には「ステンレス製蒸留器」は使用されている。

僅かな違いのようだが、味わいには大きな違い出るだろう。

では、さっそく飲んでみましょう。

 

 

■香り■

ふんわり柔らかな芋の香りと微かに木のような香りがする。

 

■生■

優しい甘み、コクがある。

まろやかでアルコールの刺激を感じない。 

 

■ロック■

非常にまろやかな口当たりで、優しくスッキリした味。

やや控え目の味だが、芋のコクは充分感じられる。

 

■水割り■

まろやかさに磨きがかかった口当たり。

ほんのり優しい芋の風味。

芋の旨味を持った「水」のような味。

 

■お湯割り■

芋の風味がハッキリして、コクのある味わい。

ロックとは違い、やや辛口に感じる。

 

 

◆【感想】◆ 

「別撰 野海棠」と同様で非常にバランスが良く完成度の高い焼酎だった。

木樽蒸留器の影響か、まろやかで優しい味わいになっていた。

蒸留器だけ焼酎はこんなにも変わるものかと驚かされる。

焼酎名の「野海棠」は世界で１ヶ所、霧島で咲く花の名前に由来するそうだ。

花とサクラの花を合わせたような、清楚で可憐な美しい花とのこと。

…まるでワシのようだ。

いつか霧島に行った際に見てみたいものだ。 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：◎

　ロック：◎

　水割り：◎

お湯割り：〇 

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★★

　レア度：★★★★

　　芋度：★★★

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)