焼酎名:三岳(みたけ)
度数:25度
原材料:黄金千貫・米こうじ(タイ産米)
麹:白麹
蒸留:常圧
製造元:三岳酒造株式会社
◆【焼酎について】◆
「三岳」は鹿児島県熊毛郡屋久島町の芋焼酎。
自然豊かな屋久島の名水と白麹で仕込まれている。
屋久島は鹿児島県最南端の佐多岬から南南西に60キロの位置にある島。
世界遺産にもなった「縄文杉」で有名で、推定樹齢7000年で世界最古だと言われている。
「三岳」という名は、屋久島の宮之浦岳、永田岳、黒味岳の三山から命名されている。
裏ラベルに屋久島と焼酎についての説明があるので転載してみよう。
(裏ラベルの説明を転載)
世界自然遺産登録の島
屋久島は、1993年に世界自然遺産に登録され、その特異な地形から、年間降水量も多く、豊かで質の良い焼酎造りに適した銘水百選の水が湧き出ています。
水割りやオンザロックスでも美味しく頂けますが、お湯割りにするとより一層その風味をお楽しみ頂けます。
お好みで焼酎と同量くらいのお湯で割り、ひと肌くらいのお温度がもっとも美味しいと言われています。
このように書かれている。
オススメの飲み方まで親切に書かれているので、安心して飲んでみよう。
■香り■
どっしりとした芋の香り。
■ロック■
ほのかな甘みの中に少し苦みが隠れている。
しっかりした芯のある味。
■水割り■
甘さと旨味のある優しい味。
■お湯割り■
ホクホクした芋の甘みと旨味を感じる。
上品で芳醇な香りもいい感じ。
余韻もほどほどに続く。
◆【感想】◆
芋焼酎らしいどっしりとした芯のある味の焼酎だった。
バランスの取れた味で、どの飲み方をしても美味しい。
ワシとしてはお湯割りが特に美味しかった。
ふんわりと立ち昇る芋の香りとどっしりとした輪郭のある味が美味しい。
奇をてらった味ではなく、万人ウケする芋焼酎らしい味が安心して飲める。
米麹にタイ産米を使っているのも美味しさの秘訣ではないだろうか。
何となくイメージ的に国産米のほうが良さそうに思うが、焼酎製造にはタイ米は非常に適していると言われている。
実際にタイ米を使用している焼酎は美味しいものが多い。
違う捉え方をされれば商品のイメージダウンに繋がりかねない麹米の産地。
そんなリスクの中、あえてタイ米を使用している焼酎メーカーはこだわりがあると考えていいのではないかな?
ワシはタイ米を使用した焼酎を好んで買うけどね。
それにしても、一昔前の焼酎ブームの頃は「三岳」も少し入手困難な時期もあったのが懐かしい。
最近ではコンビニでも普通に売られていることに驚く。
生産数を増やしたのか、需要と供給のバランスが取れたのか詳しい事は分からない。
でも飲みたい人には手軽に買えることはいいことだ。
もしかしたら、2000年代初めの焼酎ブームの頃に転売ヤーによる買い占めが起こったのかもしれないな。
焼酎は人気の酒であって欲しい反面、ブームになると買いたい銘柄が買い占めによる品薄を危惧してしまう。
だから、焼酎自体ブームとまではいかず、ほどほどの人気であってほしいと思う。
いや、ワシは買いたい銘柄が定価で買えればそれでいいのだよ。
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:◎
水割り:〇
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★☆
レア度:★☆
芋度:★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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