焼酎名:黒霧島(くろきりしま)
度数:25度
原材料:黄金千貫(九州産)・米麹(国産米)
麹:黒麹
蒸留:常圧
製造元:霧島酒造株式会社
◆【焼酎について】◆
「黒霧島」は宮崎県都城市の芋焼酎。
霧島酒造が造る全国的に知名度の高い黒麹仕込み焼酎。
1998年に発売され、2000年代前半の焼酎ブームのきっかけにもなった焼酎。
ラベルに焼酎についての説明があるので引用してみよう。
(ラベルの説明を転載)
トロッとキリッと黒霧島
「黒霧島」は南九州のシラス台地が育んださつまいも「黄金千貫」を、霧島連山の清冽な地下水「霧島裂罅水」で造る黒麹仕込みの本格芋焼酎です。
大正5年、霧島酒造創業者江夏吉助によって初蔵出しされた焼酎は「黒麹」仕込み。
その味わいを最新鋭の設備で再現しました。
黒麹の醸すトロッとしたあまみ、キリッとした後切れをお楽しみください。
このように書かれている。
もはや説明不要なくらい知名度の高い焼酎。
さっそく開栓してみよう。
■香り■
ほんのり甘く程よく香ばしい香り。
■生■
程よい甘みと穏やかな旨味がじんわりと広がる味。
後味はスッキリとしてキレが良い。
■ロック■
引き締まった甘みと程よいコクが感じられるスッキリとした味。
後味にやや苦味があるが良いアクセントになっている。
■水割り■
優しい甘みと渋みが混ざりあった味。
後味はスッキリとしている。
■お湯割り■
優しく香り立って、甘みと不思議な渋みのような味が引き立つ。
◆【感想】◆
程よい甘みと穏やかな黒麹のコクが感じられる焼酎だった。
後味の独特の渋みが適度なキレの良さを感じさせていた。
引き締まった甘みと程よいコクが感じられるスッキリとした味わいが楽しめた。
どんな飲み方をしても美味しいバランスの良さが、全国的に飲まれている人気の秘訣なのだろう。
価格も安く、コンビニなどでも入手できる手軽さも良い。
カレーで言うならココイチのような存在ではないかな。
ただ、個人的には表現しにくいような独特の後味を感じる。
どこか人工的な甘みというか…、良くも悪くも「黒霧島」といった独特の味。
表現は悪いが少し奥行きのない単調な味に思える。
しかし、この分かりやすい単調な味が魅力といえば否定はできない。
なので、日々の晩酌にちょうど良いと思う。
やはり、この大衆的な感じが「黒霧島」の魅力の1つでもあるのだろう。
2000年代前半の焼酎ブームの発端は、ある有名芸能人の一言で爆発的な人気となった。
その芸能人とはナインティナインの矢部さんと言われている。
あれだけの焼酎ブームを起こすとは、恐ろしい影響力だな。
現在は焼酎ブームは去ったものの、広い年齢層に定着したのは間違いないと思う。
またブームが来てほしいと思う反面、ブームになると好きな銘柄が品薄になるかもという不安もある。
んー。
でも、やっぱりブームが再来することを願おう!
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:◎
お湯割り:〇
水割り:〇
【総合評価】星5段階評価
評価:★★☆
レア度:☆
芋度:★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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