問わず語らず名も無き焼酎（とわずかたらずなもなきしょうちゅう）Blog＃37

焼酎名：問わず語らず名も無き焼酎（白）（とわずかたらずなもなきしょうちゅう）

　度数：25度

原材料：さつま芋（鹿児島県産）、米麹（国産米）

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造元：有限会社大山甚七商店

 

 

◆【焼酎について】◆

「問わず語らず名も無き焼酎（白）」は鹿児島県指宿市の芋焼酎。

鹿児島県産のさつま芋を原料に白麹で醸されている。

表ラベルに書いてあるように「製造方法に関する事は全て蔵の秘密とします。」と詳しいことは伏せられている。

裏ラベルに焼酎についての説明が書かれているので、以下に転載。

 

（裏ラベルの説明を転載）

「問わず語らず名も無き焼酎」

悠久の時を越えて、磨き抜かれた技と情熱を芋焼酎一筋に錦江湾と桜島を望む指宿の地で造り続けている蔵人たちが

昔ながらのいかにも芋焼酎らしい、質の高い焼酎を造りたいという思いから生まれました。

飲んで分かって欲しいと「製造方法はすべて蔵の秘密とします」と明記してあるこだわりの逸品です。

 

このように書かれている。

蔵人達の熱い想いが込められた焼酎であることが分かる。

 

さっそく、その熱い想いを飲んで感じてみよう。

 

 

■香り■

穏やかで落ち着きのある甘い芋の香りがする。

 

■生■

まろやかでじんわりと甘みと旨みが広がる味。

後味に少し辛さがある。

 

■ロック■

口当たりが良く自然な甘みと旨味のある優しい味。

 

■水割り■

ほのかな甘みがあり非常にスッキリとしたクリアな味。

まるで水を飲んでいるかのような喉ごしの良さ。

 

■お湯割り■

芋の風味が格段に引き出された風味豊かな味。

甘みとコクがあり飲み応えがある。 

 

 

◆【感想】◆ 

まろやかで優しい味わいの焼酎だった。

優しいだけでなく芋のコクのしっかりとしており飲みごたえは充分ある。

マニアからビギナーまで幅広い層を満足させられる味わいではないだろうか。

ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。

ロックは口当たりが良く自然な甘みと旨みを感じられる味わい。

アルコール感もあまり感じないほどのまろやかさが印象的。

お湯割りは芋の風味が格段に引き出され飲み応えがある。

芋らしさを感じるにはお湯割りが最適。

飲み方次第で表情の変わる飲み手を楽しませてくれる要素がたっぷりある。

焼酎名やラベルから先入観を持たず、飲んで感じて欲しいといった蔵人たちの想いが理解できた。

こういうミステリーツアーのような焼酎は面白いな。

蔵人の思いと企業戦略を大いに感じられた。

 

さてさて、最近この焼酎はどこの酒屋でもスーパーでも見かけるようになってきた。

それだけ認められ人気が出たのだろう。

さらに言えば、シリーズ化して、「白、黒、赤、黄、」などラインナップも豊富になったようだ。

時間は掛かるかもしれないが、そのうち全シリーズを飲んでみたいな。

最後にどうしても気になることがある…。

それは、この焼酎名。

まるで、Mr.Childrenの90年代の名曲みたいなネーミングではないか。

 

♪ちょっとぐらいの汚れものならば

　残さずに全部食べてやる

　oh darling 君は誰 真実を握りしめる♪

 

って曲ね。

分かりますかね？

この焼酎からミスチルを思い浮かべた人は他にもいるはず。

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：〇

　ロック：◎

　水割り：〇

お湯割り：◎　　　 

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★☆

　レア度：★☆

　　芋度：★★★

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)