知覧ほたる（ちらんほたる）Blog＃29

焼酎名：知覧ほたる（ちらんほたる）

　度数：25度

原材料：黄金千貫・米麹（タイ産米）

　　麹：黒麹

　蒸留：常圧

製造元：知覧醸造株式会社

 

 

◆【焼酎について】◆

「知覧ほたる」は鹿児島県南九州市の芋焼酎。

厳選された南九州産の新鮮な黄金千貫が使用されている。

そして、米麹には焼酎造りに適しているタイ米が使用されている。

焼酎についての説明が裏ラベルに書いてあるので、以下に転載。

 

（裏ラベルの説明を転載） 

この焼酎のふるさと知覧は、古くから多くのほたるが飛び交う町でした。

太平洋戦争後期特攻基地が置かれた町で、短い一生にひかりを放ち続けるほたるの姿に自らを重ねた若者達の思いを今日何か形として残したい、そして平和の尊さを伝えたい。

そんな思いで造りました。

このラベルは特攻の母として慕われた「鳥浜トメ」さんの孫 鳥浜明久氏のデザインによるものです。

なおこの売上の一部は知覧特攻慰霊顕彰会に寄付させていただきます。

 

このように書い書かれている。

ただただ泣ける。

心して飲みましょう。

 

 

■香り■

甘く芳醇な品のある香り。

 

■生■

じんわりと広がる芋の甘みと旨み。

後味はピリピリと刺激のある辛さに変わる。

 

■ロック■

甘みがあり黒麹のコクのある味。

キレが良く後味はスッキリ爽快。

 

■水割り■

まろやかで程よい芋の風味があり飲みやすい。

割り方によっては少し風味が崩れてしまう。

 

■お湯割り■

芋の甘みと旨味がじんわりと引き出される。

後味はスッキリしており、僅かな余韻を残してスーッと消えてゆく。

 

 

 

◆【 感想 】◆ 

強すぎず弱すぎない適度なバランスの取れた焼酎だった。

黒麹らしい香ばしさがありながらも、どっしりし過ぎない上品さを兼ね備えた味。

比較的入手もしやすいため、大型の酒屋さんに行けば取り扱いがある可能性が高い。

日々の晩酌として飲むのもいいし、少し特別な日に飲むのにもオススメできる味。

ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。

ロックは甘みと黒麹のコク、そしてキレの良さを素直に楽しめる。

お湯割りはじんわり広がる芋の甘みとコクが堪らない。

少し渋みのある味が良いアクセントになっている。

それにしても青く澄んだ綺麗な瓶が、どこか悲しげな色にも見える。

第二次世界大戦中、日本を守るべく大空へ飛び立った特攻隊員の方々を想う。

特攻隊員達には飛び立った空は何色に見えたのだろうか？

青く澄んだ空でさえも、１人だけの操縦室では滲んだ青色に見えたりしたのではないだろうか…。

日本という国や家族のために飛び立った特攻隊員の方々の事を考えると胸が苦しくなる。

現在、この国の平和であることは多くの方々の多くの犠牲があったことを忘れていけない。

若輩者の自分だが、少しでもこの国や戦争の事を学びたいと知覧特攻平和会館には何度も足を運んだ。

何度足を運んでも、その度に戦争や平和について考えさせられ、涙が溢れてしまう。

知覧特攻平和会館は日本人ならもちろんだが、外国の方も１度は足を運んでほしい場所。

日本人にとっては改めて平和のありがたさを思い知らされる場所。

僕がもう少し頭が良ければ、もっと何か伝えられることがあるのにすみません。

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：〇

　ロック：◎

　水割り：〇

お湯割り：◎

 

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★☆

　レア度：★★☆

　　芋度：★★★

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)