杜氏潤平（とうじじゅんぺい）Blog＃20

焼酎名：杜氏潤平（とうじじゅんぺい）

　度数：25度

原材料：宮崎紅(宮崎県産)・米麹(宮崎県産米)

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造元：小玉醸造合同会社

 

 

◆【 焼酎について 】◆

「杜氏潤平」は宮崎県日南市の芋焼酎。

創業文政元年(1818年)のかなり歴史のある小玉醸造で造られている。

原料芋に宮崎県産の宮崎紅を使用し、白麹で醸されている。

「杜氏潤平」は、現杜氏の金丸潤平氏が初めて先頭に立ち仕込んだ焼酎。

風情ある城下町、飫肥で作られた焼酎はどんな味だろうか。

さっそく開栓してみよう。

 

 

■香り■

しっとりとした甘くフルーティな香り。 

 

■生■ 

フルーティで上品な甘みのある味。

後味はやや辛くドライでキレ良い。

 

■ロック■

柑橘を思わせるようなフルーティな味。

キリッと締まった甘みがあり余韻も長め。

 

■水割り■

スッキリとした優しい甘みのある味。

スーッと喉を抜けていくような飲みやすさがある。

 

■お湯割り■

華やかでサッパリとした甘みのある味。

 

 

 

◆【 感想】◆ 

繊細で優しい甘みが特徴的のフルーティな焼酎だった。

軽すぎ重すぎない飲みやすいミディアムボディ。

白麹仕込みだが、黄麹仕込みのような華やかさ溢れる香りが印象的。

おそらく原料の宮崎紅という芋が影響しているんだろうな。

どの飲み方でも美味しく飲める万能タイプではないかな？

ワシとしてはロックが特に美味しかった。

キリッとした甘みがあってフルーティな余韻を楽しめた。

2000年代初頭の焼酎ブームの頃は、品薄でややプチプレミア焼酎扱いされたりもしていた。

最近は焼酎ブームが落ち着いて、品揃えのいい店ならよく見かけるようになった。

フルーティな味がお好きな方なら、見つけたら購入して損は無いと思う。

だが、芋々しい味を好む方には物足りないかもしれないかな。

ちなみに、この蔵の歴史は少し複雑なようだ。

全く別の造り酒屋だった現杜氏の金丸潤平氏の家が様々な経緯を経て、2001年に小玉醸造を継承して今に至っているそうだ。

ある意味、出発したての新しい蔵とも言える。

蔵のテーマは「一途に醸す」。

こういう蔵は何だか応援したくなる。

よし、微力ながらそっと応援しよう！

関係ないけど、サバ缶ダイエットしているワシのことも応援してください。

 

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：〇

　ロック：◎

　水割り：〇

お湯割り：〇

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★☆

　レア度：★★★☆

　　芋度：★★☆

（※★１点、☆0.5点）

  

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)