焼酎名:燃島(もえじま)
度数:25度
原材料:黄金千貫・米麹(国産米)
麹:黄麹・白麹
蒸留:常圧
製造元:萬世酒造株式会社
◆【 焼酎について 】◆
「燃島」は鹿児島県南さつま市の芋焼酎。
焼酎業界では初めてという黄麹と白麹を併用して造られている。
そして、明治35年の焼酎製造古記録に基づいた「どんぶり仕込み」という製法で造られているのが大きな特長。
この製法は明治時代末期までの製法で、麹・芋・水などを一度に仕込む製法。
焼酎名の「燃島」の由来についてはラベルに説明書きがあるので、以下に転載。
(ラベルの説明を転載)
「燃島」の由来
安永8年(1779)、桜島の猛烈な噴火により、海底より湧き出した燃島は、桜島の北東1500m、錦江湾に浮かぶ南北750m、東西300mの小さな島です。
燃島は、海岸部の砂地が波に侵食され島全体が削られていっており、「沈みつつある島」としても有名です。
本格焼酎「燃島」は、潮と風、海の幸の宝島といわれ、太陽の色に美しく映える燃島にささげる一滴です。
このように書かれている。
また、裏ラベルには焼酎について少し書かれているので、以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
本格焼酎 燃島
明治の製法「どんぶり仕込み」により、華やかな香りと濃醇な味わいに仕上がっています。
銘柄名は、安永八年(一七七九年)の噴火で、桜島の北東に海底から出現した宝島とも呼ばれる小さな島、燃島が由来。
このようなに書かれている。
焼酎造りにしても、燃島という島の存在にしても興味深い。
何よりも「どんぶり仕込み」でどんな味に仕上がっているか気になるので、さっそく開栓してみよう。
■香り■
どっしりとしたやや甘酸っぱい独特の香り。
■生■
濃醇で独特の強い酸味と渋みのある味。
個性的で旨みもしっかりしている。
■ロック■
酸味と旨味のある華やかな味。
後味は比較的スッキリしている。
■水割り■
程よい具合に酸味が残り優しい甘みのある味。
軽快な味で飲みやすい。
■お湯割り■
旨みや酸味が一層引き出されている。
個性的な香りも強まり味わい深い。
◆【 感想 】◆
個性的で旨みの凝縮された焼酎だった。
どんぶり仕込みという古風な製法が逆に現代では新しい味を生み出していた。
一般的な芋焼酎に比べると旨みがしっかりしている。
それに加えて、酸味が強いのが特徴的。
ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。
ロックは締まりのある旨みを楽しみことができる。
お湯割りは華やかな香りと濃醇な旨みを楽しめる。
個性の強い味だが、独特の酸味は様々な料理との相性が良いように感じた。
ただ、味わい的に考えるとマニア向けの焼酎だろうとは思う。
まぁ実際この焼酎は酒好きが集う店にしか取り扱いはないけどね。
それにしても、なんてムッチリした瓶なんだ。
こんな豊満なボディの瓶は他ではなかなか見かけない。
しかも、ボトルネックが縄で縛られたエロティックさが堪らない。
この瓶に過剰反応するワシは変態。
瓶にビンビン!
なんだか大人のDVDが欲しくなってきたぞ!
「トレンド書店」に向かって、いざ出発!
【オススメの飲み方 】
生:〇
ロック:◎
水割り:〇
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★
レア度:★★★☆
芋度:★★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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