鸞（らん）Blog＃13

焼酎名：鸞（らん）

　度数：25度

原材料：黄金千貫（大隅産）・米麹（国産米）

　　麹：黒麹

　蒸留：常圧

製造元：太久保酒造株式会社

 

 

◆【 焼酎について 】◆

「鸞」は鹿児島県志布志市の芋焼酎。

「侍の門」などで有名な太久保酒造が造る限定品。

月産は250本という特約店限定の希少な焼酎。

かめ仕込み、黒麹仕込みのこだわりの逸品。

その焼酎の説明が裏ラベルに書いてあるので、以下に転載。

 

（裏ラベルの説明を転載） 

究極の焼酎を造るために、厳選されたさつま芋をこだわりの黒麹を使用し、甕壺でじっくりと醸しました。

鹿児島シラス台地のミネラル分を多く含む、名水「志布志の水」で割水し、丹精込めて仕上げました。

 

このように書かれている。

目指したのが「究極の焼酎」という志の高さ。

それだけ気合と自信を持って造られた焼酎なのだろう。

ではでは、さっそく開栓。

 

 

■香り■

ドッシリとした芳ばしい香りがする。

やや甘酸っぱい独特の香り。

 

■生■

まろやかで黒麹のコクしっかりした味。

後味はやや辛口でキレが良い。

 

■ロック■

優しい甘みと深いコクのある上品な味。

旨味も充分にあり、後味はやや辛くキレが良い。

 

■水割り■

割っても崩れないしっかりしたボディ。

スッキリした甘みがあり、飲みやすさは抜群。 

 

■お湯割り■

ほのかに甘い香りがするが飲み口は、やや辛口な感じがする。

 

 

 ◆【 感想 】◆

黒麹仕込みのコクを感じさせる洗練された味の焼酎だった。

これは、どの飲み方をしても美味い。

バランスの取れたタイプの味。

ワシとしては生、ロック、水割りが特に美味しかった。

スイスイ飲めるので、つい飲み過ぎてしまう。

時々、イマイチな味の年もあるが、それはそれでいいと思う。

とにかく、ワシのお気に入りの１本なのだ。

「鸞」は10数年前に鹿児島県で仕事をしていた時に、鹿児島市北部の小さな酒屋の大奥様からご紹介いただいた焼酎だ。

限定品で月産250本とかなり少ない。

生産数が少ないので、特約店しか取り扱いがないのでタイミングが悪いと手に入らない時もある。

製造されている鹿児島県でさえも、酒屋で「鸞」を見かけることはそうなかった。

見かけたら、買って損はないと思う。

ちなみに焼酎を探す際に一点だけ注意が必要なことがある。

それは、漢字違いで同じく「蘭(らん)」と読む別の酒造会社の芋焼酎があるからだ。

そのため、酒屋で「(らん)ください」と尋ねると別の銘柄が出てくるかもしれない。

そちらも素敵な焼酎だと思うが、今回のBlogで紹介したのは太久保酒造さんの「鸞」のほう。

「鸞」ですよ「鸞」。

難しい漢字なので「親鸞」の「鸞」と覚えておけば大丈夫です。

 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：◎　

　ロック：◎

　水割り：◎

お湯割り：〇

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★★

　レア度：★★★★

　　芋度：★★★☆

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長、K・渋田、T・坂本)