がんこ焼酎屋（がんこしょうちゅうや）Blog＃10

焼酎名：がんこ焼酎屋（がんこしょうちゅうや）

　度数：25度

原材料：ジョイホワイト・米麹（国産）

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造元：大石酒造株式会社

 

 

◆【 焼酎について】◆

「がんこ焼酎屋」は鹿児島県阿久根市の芋焼酎。

一般的な芋焼酎とは違い原料芋にジョイホワイトが使用され白麹で醸されている。

焼酎についての説明が裏ラベルにあるので、以下に転載。

 

（裏ラベルの説明を転載）

この焼酎は、阿久根の農家の皆さまの協力を得て、主原料すべて阿久根産で造りました。

麹米に「ひのひかり」、さつま芋は焼酎醸造特性の優れる新品種「ジョイホワイト」、

仕込水に阿久根市大川の「平出石の水」を用いて、カメ仕込みで醸造いたしました。

おいしいお米と水と、新品種のさつま芋が醸す新しい味わいをご賞味ください。

 

このように書かれている。

原料へのこだわりが伝わってくる。

どの辺りが「がんこ」なのだろうか？

とにかく、開栓してみるしかないな。

 

 

■香り■

ほのかに甘くフルーティーで品のある香り。

 

■生■

ほんのり甘くフルーティな味。

後味はピリッとした刺激のある辛口。

 

■ロック■

まろやかでフルーティな甘みのある味。

サッパリとした味でキレが良い。

 

■水割り■

ほのかな優しい甘みのある味。

非常に軽快で飲みやすい。

 

■お湯割り■

やさしい香りが立ち昇り、甘みと旨みの増した味。

全体的には軽快で上品な味。

 

 

 

◆【 感想】◆

「がんこ焼酎屋」というゴツい焼酎名のわりに、上品でスッキリした味の焼酎だった。

全体的にフルーティで軽快な味なので、比較的万人ウケする味ではないかと思う。

一方で好みが分かれそうな味であるとも感じている。

やはり、原料芋がジョイホワイトなのでフルーティでスッキリした味に仕上がっている。

ワシとしては水割りとお湯割りが特に美味しかった。

水割りはフルーティで飲みやすく芋焼酎初心者や女性にも好まれそうな味。

お湯割りはサッパリとした味の中に芋の旨みなどが現れてきて美味しい。

この焼酎はフルーティでスッキリした味だが、飲み応えは十分ある。

どの飲み方でもバランスの取れた味なので、

料理によってはの見分けると良さそうだな。

 

いやはや、一口に芋焼酎とは言っても原料の芋の種類で味が大きく異なるのは面白い。

飲む前に焼酎名から受けた印象は、芋臭い昔ながらの味であった。

しかし、飲んでみると味は全く異なるもの。

原料芋を見れば、ある程度は想像できるが焼酎名と味のギャップに良い意味で裏切られた。

結局、「がんこ」というのは何だったのか？

昔ながらの味をがんこ一筋に守ってきたということではなく、原料や造りへのこだわりかな？

まぁ、勝手にそう解釈して納得しておこう。

最後に余談だがキャップには「アクネ うまいネ 自然だネ」と書かれている。

「アクネ」と聞くと地名の「阿久根」と同時にニキビの原因「アクネ菌」を思い浮かべてしまう。

阿久根市に住んでいる人には大変失礼だが、急いでプロアクティブしなければならない気持ちになる。

まぁ、ワシの若い頃にプロアクティブなんてもの存在せず、ただのニキビマンでしたけどね。 

 

 

【オススメの飲み方 】

　　　生：〇

　ロック：〇

　水割り：◎

お湯割り：◎

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★☆

　レア度：★★★★

　　芋度：★★☆

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

 

(レビューした人：会長)