八幡（はちまん）Blog＃6

焼酎名：八幡（はちまん）

　度数：25度

原材料：黄金千貫・米麹(タイ米)

　　麹：白麹

　蒸留：常圧

製造元：高良酒造有限会社　

 

 

◆【 焼酎について】◆

「八幡」は鹿児島県南九州市の芋焼酎。

一時仕込みも二次仕込みも全て甕仕込みのこだわりの蔵。

さらに、この焼酎の米麹にはタイ米を使用した焼酎。

焼酎の裏ラベルに少し説明書きがあるので、一部転載してみることに。

 

（裏ラベルの説明を転載）

八幡は、すべてがかめ仕込み。

楕円をした丸いかめの形は、発酵時にもろみの温度が上がって起こる対流を底や隅々までゆきわたらせ、まろやかな味わいを育ててくれます。

 

このように書いてある。

とにかく、かめ仕込みであることが一番の特徴であることが伝わってくる。

さぁ、かめ仕込み焼酎を味わってみようかね。

 

 

■香り■

濃厚で個性的な主張のある香り。

 

■生■

濃厚で骨太な旨みの詰まった力強い味。

 

■ロック■

個性的で骨太な旨みと甘みある味。

冷やし飴にも似た、どこか懐かしさのある風味。

 

■水割り■

まろやかで甘みと旨みの調和の取れた味。

濃厚な味わいはしっかりしており割り負けしない。

 

■お湯割り■　

芋の旨みと甘みが格段に引き出された風味豊かな味。

 

 

 

 ◆【 感想 】◆

濃厚で独特の旨みがたっぷり詰まった骨太な味わいの焼酎だった。

味も香りも他の焼酎とは一線を画している。

個性的な味わいなので、飲み手を選ぶような味わいに感じた。

ただ、骨太な味わいの芋焼酎が好きな人には高確率で好まれそうな風味豊かな味。

ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。

ロックは個性的で骨太な甘みと旨味が楽しめる。

お湯割りは芋の風味が格段に増して後を引く美味しさ。

どこか懐かしい味わいで、冷やし飴や大根の味噌漬けのような田舎を連想するような味。

古風なラベルデザインから受ける印象と味がバッチリ合っている気がする。

ちなみに、この焼酎の麹米には「タイ米」が使われている。

これは何も知らないと、「タイ米？国産米じゃないのか？」って思ってしまうかもしれない。

だが、焼酎造りにはタイ米のようなインディカ米のほうが向いていると言われている。

イメージ的にどうしても「国産米」のほうが安全で美味しそうに思ってしまうからかな？

この悲しき感覚を持つ、我々ニッポンジン…。

でも、あえて「タイ米」を使っていることを明記している焼酎は、味にこだわりがある蔵元とワシは思っている。

さらに、「かめ仕込み」であることは、少量生産の美味しい焼酎である証の一つでもあるな。

 

実はワシも「かめ仕込み」なんです。

何がって？

大声では言えませんが、秘められた部分の先っちょが「カメ仕込み」なんですよ。

時には「ハメ仕込み」になったります。

八幡とは違った、個性的な味と香りの希少な1本。

八幡のように人気はありませんけどね。

味には自信はありませんが、香りには自信があります。

スルメのような香りです。

スルメのようなスメルです。

 

 

 

 

【オススメの飲み方】

　　　生：○

　ロック：◎

　水割り：○ 

お湯割り：◎

 

【総合評価】星５段階評価

　　評価：★★★★★

　レア度：★★★★

　　芋度：★★★★☆ 

（※★１点、☆0.5点）

 

※個人の感想です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

(レビューした人：会長)