焼酎名:薩摩桐野(さつまきりの)
度数:25度
原材料:黄金千貫(鹿児島県産)・米麹(山田錦)
麹:河内白麹
蒸留:常圧
製造元:中俣合名会社
◆【 焼酎について 】◆
「薩摩桐野」は鹿児島県指宿市の芋焼酎。
鹿児島県産の黄金千貫を原料に白麹で醸されている。
この焼酎は「日本・侍の会」の焼酎。
焼酎の名前は桐野利秋(1838ー1877)に由来する。
桐野利秋と焼酎についての説明が裏ラベルにあるので、以下に転載。
(裏ラベルの説明を転載)
激動の時代を波乱万丈に生きた薩摩日本人─
中村半次郎と云い、自顕流の凄腕で敵は人切り半次郎と恐れた。
芋侍から陸軍少将にまでなりながら、官職も捨て西郷さんと生死を共にした薩摩の隼人である。
其の如く「薩摩桐野」も潔く進化を遂げる。
《造り》
麹米は山田錦を使用。今後、挑戦を続け進化する。
芋は焼酎造りに最適な南薩摩産「黄金千貫」を厳選して使用。
添え麹により、熟成度がより深まりました。
焼酎道六十年、熟練杜氏「黒瀬 勉」が後世に託し遺作となった黒瀬の技が冴え渡る逸品。
このように書かれている。
原料にも作りにも強いこだわりを感じる。
さてさて、さっそく開栓してみますかね。
■香り■
力強くしっかりとした香り。
■生■
やや濃厚でコクのある味。
後味に独特の辛さと苦味がある。
■ロック■
ふくよかな甘みとコクのある味。
後味にやや苦味がある。
■水割り■
ほんのり甘くマイルドなコクがある味。
少し濃い目に割ったほうが、甘味とコクが感じられる。
■お湯割り■
甘みがの増したふくよかな味。
独特の苦味もあるが良いアクセントになっている。
◆【 感想 】 ◆
比較的濃厚で奥深い味の焼酎だった。
とても個性的で独特な苦味と熟成したような風味がある。
ワシとしてはロックとお湯割りが特に美味しかった。
ロックは締まりのある甘みと濃厚な風味を楽しめる。
お湯割りは熟成した香りと芋の風味が増して美味しい。
とても完成度の高い焼酎だが、少しクセのある風味なので好みが分かれるかもしれない。
何というか少し「土っぽい」ような独特の風味。
この「土っぽさ」が好みが分かれそうな感じなのだ。
ハマる人はとことんハマりそうな味だな。
この独特の風味や匂いからは、とても不思議な懐かしさを感じるな。
何だかお婆ちゃんの家を思い出すような感覚。
懐かしいのぅ。
【オススメの飲み方 】
生:○
ロック:◎
水割り:○
お湯割り:◎
【総合評価】星5段階評価
評価:★★★☆
レア度:★★★
芋度:★★★
(※★1点、☆0.5点)
※個人の感想です。
(レビューした人:会長)
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